- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県小矢部市
- 広報紙名 : 広報おやべ 2025年11月号
市民の皆さんが納められた税金や国、県などからのお金が、小矢部市のまちづくりにどのように使われたかをまとめたものです。
令和6年度は、災害に強く、お互いに支え合う人々に優しい地域づくりを目指し、「強く優しい地域をつくる実行予算」のテーマのもと、第4次小矢部市行財政改革実施計画に基づき、徹底した節約に努めながら、各種施策に積極的に取り組みました。
■一般会計 歳入
市に入ったお金は前年比12.2%増 174億327万円
歳入は、前年度に比べ、18億8,850万円(12.2%)の増となりました。
主要な自主財源である市税は、個人市民税が定額減税制度により8,291万円(5.9%)の減となったこと等により、1億3,737万円(2.9%)の減となりました。また、依存財源は、地方交付税が災害復旧費の増大による特別交付税の増等により1億9,593万円(4.5%)の増、市債が災害復旧債の増等により7億5,090万円(123.8%)の増となるほか、物価高騰への対応にかかる地方創生臨時交付金の増等により国庫支出金が3億7,288万円(21.2%)の増となりました。これらの結果、歳入全体に対する自主財源の割合は38.1%(前年度42.2%)となりました。

◆市債(借入金)残高の状況
総額 305億6,852万円
(前年度末比7億1,701万円減)
(市民1人当たり 約110.0万円)
(1世帯当たり 約284.4万円)

◆小矢部市の健全化判断比率・資金不足比率
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく健全化判断比率を示す小矢部市の財政指標は下表のとおりです。令和6年度決算に基づき算定された健全化判断比率・資金不足比率は、全て早期健全化基準を下回っており、健全財政を維持しています。
◇健全化判断比率 《単位:%》

※赤字額がないため、実質赤字比率と連結実質赤字比率は「─」と表示しています。
※( )内は前年度の比率
◇資金不足比率 《単位:%》

※資金不足額がないため、資金不足比率は「─」と表示しています。
※経営健全化基準は、20.0%です。
◇用語の解説
(1)実質赤字比率/一般会計などを対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率をいいます。
(2)連結実質赤字比率/全会計を対象とした赤字比率(または資金不足額)の標準財政規模に対する比率をいいます。
(3)実質公債費比率/一般会計などが負担する元利償還金および準元利償還金の標準財政規模を基本とした額に対する比率をいいます。
(4)将来負担比率/一般会計などが将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基本とした額に対する比率をいいます。
(5)資金不足比率/公営企業ごとの資金不足額の事業規模に対する比率をいいます。
■一般会計 歳出
市が使ったお金は前年比12.0%増 166億3,389万円
歳出は、前年度に比べ、17億7,799万円(12.0%)の増となりました。
目的別では、災害による損壊家屋等の公費解体事業費の増により民生費が6億2,609万円(15.1%)の増、荒川公民館の整備事業により教育費が4億7,682万円(35.1%)の増となりました。性質別では、同様の理由により物件費が4億2,471万円(18.8%)の増、投資的経費が8億2,841万円(61.1%)の増となりました。

◆特別会計
特定の事業を行うために、一般会計とは区分して収支経理を行う必要がある場合に設置する会計です。小矢部市では、国民健康保険事業などの4事業があります。

◆企業会計
水道事業および下水道事業を企業的に経営するために、収支を経理する独立採算制の会計です。
◇水道事業会計

◇下水道事業会計

◆市有財産の状況 R7.3.31現在
土地 2,254,363平方メートル
建物 166,611平方メートル
基金(積立金) 32億926万円
有価証券、出資金等 5億7,943万円
◆基金の状況
総額 32億926万円
(前年度末比2億9,246万円増)
(市民1人当たり 約11.6万円)
(1世帯当たり 約29.9万円)

*一般会計と各特別会計の財政調整基金合計額
◆一般会計の決算額の推移

※実質単年度収支 単年度収支(歳入歳出差引)から実質的な黒字・赤字要素となる基金の積立てや取崩し、市債の繰上債還などを加減した実質的収支
問い合わせ:財政課
【電話】67-1760【内線】227
