イベント みんなの笑顔

■大豆飴新商品「福来(ふっこ)」のお披露目会~七尾銘菓を全国に広めて復興につなげたい~
・3月3日(月)場所…鵬学園高等学校
約800年の歴史がある七尾銘菓「大豆飴」を通じて、より多くの人に七尾市を知ってもらい復興につなげようと、生徒7人が新商品を開発した。
商品は大豆飴にナッツを混ぜ、チョコレートときな粉で包んだもので、お披露目会では関係者に向けての商品紹介や試食会が行われた。
上坂俊就校長は「完成に至ったのは生徒たちの熱意と素晴らしいご縁のおかげ」と話し、プロジェクトリーダーの竹内翼さんは「まずは市内の人に知ってもらい、全国的に広めていきたい」と意気込んだ。

■能登演劇堂で復興祈念公演「まつとおね」が幕開け~エンターテインメントで復興を後押し~
・3月5日(水)場所…能登演劇堂
俳優の吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんがダブル主演を務める公演が初日を迎えた。
主演の2人は、平和を祈りながら戦国の世を生き抜いた女性の心情を迫真の演技で表現し、県内外から訪れた観客400人から万雷の拍手が送られた。
公演後の舞台あいさつでは、吉岡さんが「この舞台が終わっても、能登を大切な地だと思いながら過ごしていく」と思いを語った。七尾市出身のプロデューサー近藤由紀子さん、脚本家小松江里子さんも来場を呼び掛けた。

■児童が復興への願いを込めた映画を制作~田鶴浜を再び笑顔あふれるまちへ~
・3月5日(水)場所…田鶴浜地区コミュニティセンター
田鶴浜地区の児童12人が制作した映画「はまっこレンジャー」の上映会が行われ、保護者と地元住民約50人が映画を鑑賞した。
映画は、被災した田鶴浜を笑顔あふれるまちに戻すため、児童が「はまっこレンジャー」となる物語で、子どもの心のケアに取り組む団体「グッドネーバーズ・ジャパン」と共同で制作された。
出演した田鶴浜小学校5年の松本莉世さんは「初めての撮影に緊張したけど、思いが伝わるように地震後の気持ちを思い出して演じた」と話した。

■「ゲンタケ」による復興応援公演~能登ゆかりの俳優2人が笑いと元気を届ける~
・3月9日(日)場所…中島地区コミュニティセンター
七尾市出身の俳優・勢登健雄さんと劇団「無名塾」の俳優・本郷弦さんによるユニット「ゲンタケ」が復興応援公演を行い、来場した被災者約150人に笑いと元気を届けた。
「春夏秋冬」と題した公演は、震災後1年間の被災住民の様子を演じたコメディーで、終演後は大きな歓声と拍手が2人に送られた。
観劇した三野待子さんは「久しぶりに大声で笑った。2人には感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。

■卒業式に「まつとおね」主演俳優2人が登場~卒業生にエールを届ける~
・3月14日(金)場所…中島中学校
震災復興祈念公演として上演中の「まつとおね」で主演を務める吉岡里帆さんと蓮佛美沙子さんがサプライズで登場し、卒業生40人へエールを届けた。
会場に駆け付けた蓮佛さんは「人生は選択の連続。迷ったときは自分の心の声に正直でいてほしい」と、吉岡さんはビデオレターで「中学3年間での経験は大人になったときにきっと役に立つ」とそれぞれ励ましの言葉を送った。
卒業生の小林誠治さんは「2人のメッセージを受け、周囲に流されない大人になりたい」と話した。

■七尾市スポーツ賞表彰式~スポーツで地域に活力を届けたい~
・3月23日(日)場所…七尾市役所
スポーツの奨励と向上を目的とした七尾市スポーツ賞を6団体と7人、七尾市スポーツ奨励賞を12団体と9人、七尾市スポーツ功労賞を1人が受賞し、茶谷市長から表彰状を手渡された。
表彰式で茶谷市長は「受賞は皆さんの日頃の努力の賜物。周囲への感謝の気持ちを忘れず今後も精進してほしい」と式辞を、受賞者を代表して鵬学園高等学校3年の森遥香さんは「スポーツを通じ、地震で被災した地域へ復興の活力を届けたい」と謝辞をそれぞれ述べた。

■小学校新1年生に交通安全の標語入りの鉛筆を寄贈~交通ルールを守って楽しい学校生活を~
・3月24日(月)場所…七尾市役所
国際ソロプチミスト能登の木下八重子会長ら4人が小学校新1年生の入学を祝い、交通安全の標語が入った鉛筆261組を寄付した。寄付は、児童の通学時の交通安全を願って20年以上にわたり続けられている。
八崎教育長に鉛筆を手渡した木下会長は「鉛筆を受け取った児童が交通ルールを守り、楽しい学校生活を送ってほしい」と期待した。
鉛筆は入学式に合わせ、市内の小学校10校に届けられる。

■高橋雅人さんが地域おこし協力隊を退任~3年6カ月の成果を報告~
・3月26日(水)場所…七尾市役所
高階地区で活動していた地域おこし協力隊の高橋雅人さんが、任期満了で退任するにあたり、これまでの成果を茶谷市長に報告した。
令和3年10月に着任した高橋さんは、高階あおぞら市の開催やジャンボかぼちゃのPR、地域で長年栽培されている菜の花を生かした活動のほか、地域活動にデジタルを取り入れるなど、地域活性化のために幅広く取り組んだ。
高橋さんは「地震で大変なこともあったが、高階地区で活動できて幸せだった」と振り返った。