- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県能美市
- 広報紙名 : 広報のみ 令和7年3月号
1月26日に告示された能美市長選挙は無投票となり、井出敏朗氏が3期目の当選を果たしました。
2月27日からの3期目スタートに当たり、井出市長に、これからの抱負を語っていただきました。
2期連続して無投票で当選させていただいたことに、責任の重さと期待の大きさを実感しています。能美市制施行二十周年を迎えた記念すべき節目の年でもあり、歴史を重んじながら心機一転して新たな事業や施策にもチャレンジしていきます!
■全ての施策で移住・定住を促進
本市では、全ての事業・施策が「移住・定住の促進」につながるよう、子育て環境の整備や保健・医療・福祉の充実、積極的な企業誘致、防災・減災対策などに、多くの皆さまのご支援を賜り全職員一丸となって尽力しています。また、デジタル技術などを活用しながら、全ての市民が安心安全快適に自分らしく暮らせる地域共生社会の実現に向けて取り組んでいます。
こうした取り組みの効果が戦略的企業誘致の進展や市税収入の伸び、更には地域幸福度(ウェルビーイング)指標における住宅環境、子育て分野での高評価などに現れてきています。今年2月1日現在の人口は4万9664人となり、全国的な少子高齢化の影響を受け自然動態(出生より死亡が多い)は減少ながらも、社会動態(転出が転入より多い)が増加傾向にあることで、令和6年は前年対比で微増となっています。
■防災力・減災力の強化
自治体の最大の役割は、市民の生命と財産を守ることです。頻発化・激甚化する自然災害、火災・事件・事故などに対し、取り組んでいかなくてはならない課題は多岐にわたっていますが、先ずは、市民が安心安全快適に暮らせるよう、引き続き国・県や関係機関の支援を仰ぎ、治水事業や装備の充実、啓発活動のほか、市内74町会・町内会の課題にも取り組んでいきます。一文字しか違わない能登への支援も、復興が果たされるまで続けていきたいと思います。
■子育て支援、教育力の向上
安心して子どもを産み、育てられる環境を整えることも重要です。妊娠期から18歳までの子どもに係る相談のワンストップ化による切れ目ない支援や子育て応援施設の整備、保育園の民営化など、特色ある幼児教育、保育サービスの充実にも取り組んでいます。
小中学校では子育て世代の家計を支援するため、給食費無償化を実施するとともに、次世代の人材を育てる「GIGAスクール」構想を推進し、実践的なモデル地域として高い評価を頂いています。また地域や保護者の協力も頂きながらコミュニティスクールや部活動地域移行も進めてきました。
これからも、将来を担う子どもたちを真ん中に位置付け、地域ぐるみで育んでいきます。
※令和7年度当初予算は市長選挙日程の影響から「骨格予算」となり、3期目の主要な施策・事業に関する予算は「補正予算」として6月議会に上程となります。