文化 世界への玄関口 つばた空港 Tsubata International Airport

■Angelo Raffaelli アンジェロ入団!!
氏名:アンジェロ・ラファエリ Angelo Raffaelli
誕生日:1998年9月15日
出身:アメリカ カリフォルニア州
趣味:登山、体を動かすこと、読書
【E-mail】[email protected](エル)g.jp

つばた空港執筆者(町CIR・ALT)製作!
つばたイングリッシュチャンネル

■英語のイディオム
津幡町の皆さん、こんにちは!やっと4月に入りましたが、さすがに北陸というだけあって、今このコラムを書いている間も外は土砂降りです。英語の表現で、「今、猫と犬が降っています」と言うことがあります。これは、すごく雨が降っているということです。おかしい表現ですし、ネイティブの話し手であっても文字通りに考えてみたら、困惑するでしょう。しかも、このフレーズの由来さえはっきりとは分かっていません。こういった「文字通りの意味と実際の意味が違うフレーズ」はイディオムと呼ばれており、僕たちが英語を話すときよく使います。日本語にもこのようなフレーズがあり、例えば、「腕を試す」の「腕」は文字通りでは体の部分を意味する言葉ですが、技術やスキルという意味として使うこともあります。日本語にはイディオムと似ている熟語もあります。実際に、一石二鳥という四字熟語は英語の”killing two birds with one stone”というイディオムから訳されました!一つの行動で二つのことを達成するときに「一個の石で鳥を二羽仕留める」と言います。英語の表現が日本語に翻訳されて普及し、より古い漢語の「一拳両得」があまり使われなくなってきました。僕の一番好きな四字熟語と言えば、「一期一会」でしょう。日本に住んでいるおかげで、素晴らしい経験と機会を得ることができているし、津幡町に配属が決まってラッキーだったといつも思っています。一度、その熟語を広島にある居酒屋の店名として「一誤一笑」と書かれているのを見たことがあります。僕はかなりウケました。
イディオムの話に戻りましょう。英語にはイディオムが多くあり、僕も含めて英語を話す人がしょっちゅう使います。僕のお気に入りのイディオム、そしてその意味と直訳を紹介したいと思います。“A piece of cake”「ケーキの一個(直訳)」とは、すんなりできるという意味です。「Making curry is a piece of cake」は「カレーを作るのは朝飯前」だということです。“Under the weather”「天気の下(直訳)」というのは調子が悪いということです。。「This morning I felt under the weather, so I went to the clinic」というのは「今朝、調子が悪かったので、クリニックに行きました」という意味です。また、最後にもう一つ。“With a grain of salt”は鵜呑みにしないという意味です。「あの人の言うことは塩をひとつまみ加えて食べた方がいいですよ(直訳)」は「あの人の言うことを全部鵜呑みにしないほうがいいですよ」ということです。そうですね、津幡町の皆さん。僕の言うこともひとつまみの塩を加えて受け取ったほうがいいかもしれません。