くらし 令和6年度財政公表 決算状況(1)

市では年2回、市の財政状況を公表しています。
今回は、令和6年度の一般会計・特別会計の決算状況をお知らせします。

■一般会計
◇総括
令和6年度勝山市一般会計決算は、歳入が173億4,744万円、歳出が167億824万円となり、歳入で11.3%の増(前年度比=以下同じ)、歳出で15.5%の増となりました。なお歳入歳出の差引きのうち翌年度へ繰り越さなければならない財源1億2,900万円を引いた5億1,020万円が実質的な黒字となっています。

◇歳入
国から交付される地方交付税は、国の補正予算編成に伴い、経済対策の事業などを円滑に実施することとして臨時経済対策費の臨時費目が創設されたことなどにより普通交付税が増額となったほか、特別交付税においても平年を大幅に上回る降雪により市道などの除排雪に要する経費が増額で算定されたことなどによる結果、8.3%増の50億4,812万円となりました。
その他には、大雨により被災した農地、林道、道路河川の早期復旧に向け着手してきたことにより県支出金が増額、ビュークリーンおくえつの基幹的設備改良工事や新中学校建設に伴う地下横断歩道整備工事などにより市債も増額となりました。

歳入総額:173億4,744万円

◇歳出
衛生費においてビュークリーンおくえつの基幹的設備改良工事に係る大野・勝山地区広域行政事務組合への負担金が増額となったことなどにより80.3%増の17億5,113万円となりました。
土木費は、平年を上回る降雪があったことで市道などの除排雪経費が増額となったことなどにより37.0%増の19億5,303万円となりました。
総務費は、家庭用照明のLED化に係る助成事業を実施したことなどにより25.1%増の38億8,994万円となりました。
令和6年度の財政調整基金残高は、令和6年度当初予算編成において生じた所要一般財源の不足に対応するため7億2,515万円を取り崩しましたが、地方財政法などの規定に基づき積み立てを行ったこと、補正予算編成過程で生じた財源を積み立てる事ができた結果、前年度末から6億9,777万円増加し、総額19億5,673万円となりました。
一般会計の市債残高は、新規発行額が17億9,874万円、元金償還額が11億4,175万円となり、これらの差引額6億5,699万円が前年度から増加となり127億4,057万円となっています。

歳出総額:167億824万円