- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県勝山市
- 広報紙名 : 広報かつやま 令和7年9月号No.850
■〔健康〕かつやま健康ポイント参加者募集
◇歩いて動いて健康に!
普段の一日の平均歩数にプラス1,000歩(時間換算でプラス10分)した歩数を一日の目標歩数に設定し、目標歩数を達成したら1ポイントを獲得、また、ボーナスポイント事業に参加すると、ボーナスポイントが獲得できます。
実施期間中に、合計50ポイント以上達成で、市内協賛店で使用できるクーポンを進呈します。
対象:市民および市内に勤務する18歳以上の方
申込期間:10月31日(金)まで
取組期間:10月1日(水)~11月30日(日)
ポイントの貯め方:
・1日の目標歩数を達成する(1ポイント)
・ボーナスポイント事業に参加する
台紙は9月25日(木)全戸配布
◇スタートイベント
「健康ひろば」のご案内〔要予約〕
※参加者は10ポイント獲得!
日時:9月30日(火)13:15~16:00
場所:すこやか多目的ホール、ロビー
内容:講演「今より10分 心と体が元気になる健康習慣」(講師…山次俊介氏(福井大学教授))、健康チェックコーナー、血管年齢測定、体組成測定、ベジチェック、味噌汁の塩分濃度チェック、プラス10の運動に挑戦など
◇コラム「健康ひろば」開催にあたって『今より10分 心と体が元気になる健康習慣』
私たち人類は約700万年前に誕生し、厳しい環境を生き抜くために進化してきました。食料を確保するのも、生活環境を整えるのも全て自ら動かなければなりませんでした。つまり、生命活動の前提は「運動」であり、「運動不足」という概念自体がなかったといえます。私たちの体は運動をたくさんすることで、それに適応して体を強くし、よりたくさんの運動ができるようになるようにできています。したがって、「どのくらい運動をすればいいの?」という問いには「できるだけたくさんやった方がいい」という回答になります。
しかし、忙しい生活時間の中から運動時間を捻出している現代の私たちには「できるだけたくさん運動する」というのは目標設定として高すぎます。そこで厚労省は最低限の運動基準として、「今より+10分間活動的にする:+10(プラス・テン)」、「座っている時間をできるだけ短くしよう。30分間座っていたら3分程度立ち上がろう:BK30(ブレーク・サーティ)」を提案しています。これから健康のために運動しようと考えている方は、少しでも動くことを心がけ、継続することで健康度は確実に高まります。「ちりも積もれば山となる」ということわざは健康運動においても重要な心構えです。
では、既に運動を継続している人がより健康になるためにはどのように考えればよいでしょうか?「運動量・強度を上げる」というのも間違っていませんが、「日常生活動作にない動作を取り入れる」ということをお勧めします。加齢とともに靴下を片足立ちで履くよりも、椅子に座って履くように日常生活動作は安定的に、効率的に行うようになってきます。椅子に座って履く方がケガをしないし、体への負担も少ないですが、「やらない動作はできないようになる」ことも事実です。
今回の健康講座では、普段の運動に「日常生活ではやらなくなった動作だが、健康度を維持するために大切な動作」を安全に取り入れるコツをお伝えしたいと思いますので是非ご参加ください。『かつやま健康ポイント』をきっかけに運動を始めようと考えている方も日頃から運動している方も健康度をより効率的に高める方法を実践できるようにしたいと思います。
福井大学 山次俊介
問合せ:健康体育課(すこやか内)
【電話】87-0888