くらし それって鯖江の人?まず疑って…ロマンス詐欺問合せ増

オンラインゲームやマッチングアプリなどで知り合った人と連絡を重ねるうちに、親切心につけこまれて送金を迫られた、暗号資産を送金してしまったなどの相談が急増しています。さらに、鯖江にまつわる話をして心の距離を縮めようとします。そんな事案の一例を、市民団体「鯖江市くらしをよくする会『なんとかする座』」の皆さんが紹介します。

《市民 トメ》
出会い系アプリを使うのって若者だけと思っていたけど、シニア向け、セカンドパートナー探し、恋活とたくさんあるんやの。
新しい出会いを期待していたら市内の人からハートマークがきた!「投資を一緒に運用して利益をあげて生活費を稼ごう」って言われちゃった。100万円入金してみよっと。

《詐欺師》
福井県内で被害者が増加傾向だ。鯖江市民も騙せそうだからたくさんカモにするぞ。
キャッシュレス、振込、暗号資産、いろんな支払い方法を使いこなせていないはずだ。カタカナ語や難しい言葉を使って高額入金させてやる。まずは、色仕掛けで騙してみせるぜ。ハートマーク連打だ!

《トメの友人》
その話って本当?ロマンス詐欺だと思うよ。手口によっては消費生活センターで解決できるからすぐに相談にいこっさ。
それに、自分やだまされた家族を責めないことも肝要。トラブルに巻き込まれて、不眠や食欲不振、心身の不調もでるから相談しての。

『なんとかする座』の出前講座では寸劇「ロマンス詐欺」を上演しています。学びあり笑いありの劇の後は、解説や質疑応答をします。
メンバーたちとの出会いがトラブルの未然防止につながりますように。

問合せ:鯖江市消費生活センター(ダイバーシティ推進・相談課内)
【電話】53-2204