講座 〔特集〕ようこそ高年大学へ!

仲間たちと出会い、学び合える生涯学習の場をご存じですか。
市内在住の60歳以上の皆さんを対象にした「鯖江市高年大学」です。受講生の皆さんは4~11月の間、地域史や家庭菜園、文学や健康などさまざまな分野の講座を受けながら交流を深めています。
クラブ活動も盛んで、現在は英会話や合唱、書道やウオーキング、気功など21クラブが年間を通じて自主的に活動しています。
専用校舎は舟枝町にあり、体育館や図書室も。類似の事業で専用校舎まで設けている例は全国でもほとんどありません。受講者数は開講した1979年~昨年度までで計2万2616人に上ります。
新規の受講生募集は来年冬に行いますが、まずは、8月に開く公開講座や11月開催の文化祭をのぞいてみませんか。

鯖江市高年大学
舟枝町4-23-1
【電話】52-8824

■福岡晋(すすむ)さん(67)
〔学びの多い「1年生」〕
今年度から受講を始めた大学「1年生」です。現在は歩行器が欠かせない生活を送っていますが、かつてはゴルフが大好きで、これまでに3,000ラウンドをプレーしました。人生で計5,000ラウンドを達成する夢もあったんですよ。
そうした外向きな性格でもあるので、家でじっとしていられなくて、受講を決めました。
講座では地域史や相続の方法など生活のプラスになることもたくさん学べます。私は英会話やパソコンクラブなどにも入っているので充実の毎日。どうして来ない人がいるのだろうかと不思議に思うくらい、意義深く、素敵な場所だと思いますよ。

■大谷末子(すえこ)さん(95)、森本シゲ子さん(89)
〔仲間たちとの出会いが刺激〕
(大谷さん)受講を始めて今年で23年になります。4月の開講式では「大先輩」として皆さんに紹介していただきました。
自慢は元気なこと。それも、友達に出会える高年大学があればこそです。家で過ごすよりも有意義で、仲間との出会いが日々の刺激になっています。
(森本さん)仕事を辞め、夫も他界してすることがなかった時に高年大学を知りました。
年齢も職業も異なる人たち同士で交われるのが大学の魅力ですね。大谷さんとは料理クラブでも一緒に活動しています。
周りから「元気やね」と言われますが、大学での日々が充実しているからだと思いますね。

■加藤住雄(すみお)さん(78)
〔定年後の生きがい〕
長野県で生まれて18歳からずっと眼鏡レンズ関係の仕事をしてきました。平成8年に鯖江に移り住み、会社の社長も務め、65歳で退職しました。
広報をきっかけに知ったのが高年大学。スポーツや家庭菜園など幅広いことが学べるほか、クラブ活動も非常に盛んで、定年後の私の生きがいです。仲間との交流は学外でも持っており、釣りや山菜採りに行くなど年中楽しいことばかりです。
昨年度はPRのための検討会を有志で立ち上げ、受講生募集案内やキャッチフレーズを募るなどしてきました。一緒に楽しく過ごせる仲間がこれからも増えてくれたらうれしいですね。

■11月は学園祭!
学生生活のフィナーレとなる学園祭を開催。
受講生のあふれる活気と情熱をご覧あれ!
日時:11月13日(木)・14日(金)
場所:嚮陽会館

■公開講座を開催!
受講生以外も参加可
日時:8月8日(金)14~15時
内容:健康長寿に向けた日頃の備えやいざという時の対応、知って得する健康対策などを学びます。
講師:福井大学医学部附属病院総合診療部特命助教 伊藤有紀子氏
場所:高年大学
定員:約300人
申込方法:申込フォーム(本紙の二次元コード参照)
申込〆切:8月5日(火)
対象:関心がある人
その他:高年大学受講生は申し込み不要

問合先:高年大学
【電話】52-8824