- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県南アルプス市
- 広報紙名 : 広報南アルプス 令和7年5月号 No.266
■南アルプス市のお財布事情(令和7年度当初予算)
令和7年度は、本市の今後10年間のまちづくりの方向性を示す「第3次総合計画」に基づき、“南アルプス市で暮らす誰もが幸せを実感できるまち”を目指して事業を推進してまいります。
一般会計 417.2億円
特別会計 163.8億円
企業会計 63.2億円
▽一般会計の予算
一般会計の予算は417.2億円となり、過去最大の規模となりました。
教育の分野における普通建設事業費(公共施設を新設したり、改修するための費用)が増加したことが要因の一つです。
※一般会計…教育・福祉や道路・公園などの整備など、市の基本的な行政サービスを行う会計
●こどもまんなか、夢や希望が描けるまち 63.0億円
・保育環境の充実
保育所のICT化や、若草南放課後児童クラブの整備(R8年度完成予定)など、保育環境の充実を図ります。
・子育て支援の充実
子育て中の親子が交流する場の提供や育児相談、一時預かりを実施するなど、子育て支援の充実を図ります。
・母子保健の充実
子育てに不安や負担を抱える家庭などにヘルパーを派遣し、家事・育児を支援する事業を新設するなど、母子の健康を守ります。
●ともに生き支え合う、健康と幸せのまち 75.7億円
・福祉総合相談体制の推進
高齢の方、障がいのある方、子育て世帯、生活に困った方など幅広い方々の相談に対応し、必要な支援につなげる体制を推進します。
・高齢者福祉の充実
高齢になっても地域で安心して暮らすための介護予防や支えあいの体制を強化し、高齢者福祉の充実を図ります。
・健康づくりの推進
予防接種や巡回健診、人間ドック検査料の助成など、市民の健康づくりを推進します。
●多様なみんながつながる、安全・安心のまち 12.3億円
・地域コミュニティの充実
自治会活動の拠点となる地域集会施設の建設や修繕へ補助金を交付するなど、コミュニティ活動の充実を図ります。
・防災体制の整備
トイレトラックの導入や非常食・毛布などの備蓄品の更新、消防団員の確保対策など、防災体制の整備を図ります。
・防犯対策・交通安全の推進
市民の安全や犯罪防止のための防犯灯設置へ補助金を交付するなど、防犯対策・交通安全を推進します。
●地域で学び、地域に活かすまち 63.0億円
・生涯学習の推進
甲西農村環境改善センターの改修工事や櫛形総合体育館のバスケットゴールの更新など、生涯学習の推進を図ります。
・学校教育の充実
若草小学校の改築事業や市内小中学校の児童生徒が利用するタブレットPCを更新するなど、学校教育環境の充実を図ります。
●自然とともに、快適で住みよいまち 42.4億円
・生活環境の保全
『資源回収センター』の市内3か所での運営、CO2排出削減を目指す『宅配ボックス購入費補助』など、生活環境の保全を図ります。
・都市空間の構築
空き家の利活用を図る『空き家バンク事業』や、木造住宅の耐震改修への補助制度、遊・湯ふれあい公園のリニューアルなど、市民の生活空間の整備に取り組みます。
●豊かな地域資源で、魅力・活力あふれるまち 14.6億円
・農林業の振興
新規就農者への経営確立の支援や観光農園の環境整備に対する補助など、農林業の振興を図ります。
・観光の振興
外国からの旅行者の増加を目指したテストツアーや静岡・長野県を中心としたプロモーションなど、観光の振興を図ります。
・交流と定住促進
“お試し移住”のための施設貸出や滞在費の補助制度を設けるなど、定住人口の拡大を図ります。
●次世代へつなぐ、持続可能な自治体経営 53.6億円
・健全な財政の維持
ふるさと納税をはじめとする自主財源の確保や地方債の返済に備える基金への積立てなど、財政の健全化に努めます。
令和7年度予算について、もっと知りたい方は本紙二次元コードをご確認ください。
問合せ:財政課
【電話】282-6091