くらし 令和7年度 当初予算 1

「絆を紡ぎ、北杜を前へ」を市政運営の基本とし、「活力に満ち、誰もが豊かさを享受できる持続可能なまち」の実現に向け、防災・減災対策の強化、市民の暮らし応援、持続可能な未来の実現に係る各種施策を強力に推進します。
併せて、国が進める「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を活用した基盤整備や、国による新たな地方創生施策の展開を重視し、地域資源を最大限活用した特色ある産業・農業の発展、点から面への観光ルート、文化・芸術の振興、DXの加速化などを進めていきます。
また、国・県の補助制度などの積極的な活用や、ふるさと納税制度の活用により自主財源の確保に努めるとともに、事業の選択と集中を図る中で、重要課題に対応していきます。
本年度の一般会計予算額は、339億1,772万円となり、前年度より26億5,037万円増額(8.5%)となりました。

■一般会計歳入

その他の内訳:
・地方消費税交付金 10億3,600万円
・地方譲与税 3億2,135万円
・分担金および負担金 1億1,228万円
など
※金額は原則、万円未満を四捨五入しています。

・地方交付税…全国どこに住んでいても同じように暮らすことができるための国からの交付金
・市税…市民・企業の皆さんが納めた税金
・国県支出金…国・県からの補助金など
・市債…市の借金
・繰入金…積立金を取り崩したお金など
・寄附金…ふるさと納税寄附金、環境保全寄附金など
・使用料および手数料…体育館の使用料、住民票の写しの交付手数料など

■一般会計歳出

・補助費等…公営企業会計への負担金補助金、一部事務組合の負担金・各種団体への補助金
・物件費…委託料・消耗品・光熱水費などの経費
・人件費…議員報酬・職員の給与など
・普通建設事業費…学校・住宅・道路などの整備費
・扶助費…生活保護費・医療費助成、子育てや高齢者対策などのお金
・公債費…市が借り入れたお金の返済
・繰出金…特別会計への繰出金
・民生費…福祉・医療・保育園などの運営費
・教育費…学校などの教育・文化に係る事業費
・総務費…地域振興・庁舎管理・選挙などの事業費
・衛生費…保健・ごみ処理・環境活動の事業費
・土木費…住宅・道路などの整備・管理に係る事業費
・農林水産業費…農林業の発展・振興に係る事業費
・公債費…市が借り入れたお金の返済
・消防費…火災や地震など災害・減災対策の事業費
・商工費…商工業の発展・振興に係る事業費
・諸支出金…将来やいざという時のための基金への積立金

■歳入・歳出の主な動き
○歳入
・地方交付税は、国の地方財政計画における伸び率を踏まえ、5千万円の増で見込んでいます。
・市税は、賃上げなどに伴う個人住民税の増加が見込まれることや、個人住民税の定額減税特例措置が終了したことを踏まえ、4.6%増の78億6,476万円で見込んでいます。
・市債は、普通建設事業費の増加に伴い、5億3千万円の増となっています。
・繰入金は、小学校の大規模改修や保育園の仮設園舎、道路など各種基盤整備、地域振興のための地域活動、市債繰上償還などの財源として基金を充当し、30・0%の増となっています。

○歳出
・補助費等は、水道事業会計や下水道事業会計、病院事業特別会計への負担金・補助金などの減により、2.4%の減となりました。
・物件費は、小淵沢小学校仮設校舎賃借事業、児童生徒用タブレット購入事業、ふるさと納税寄附金事務費などの増により、12・0%の増となりました。
・普通建設事業費は、小淵沢小学校長寿命化改修事業、須玉小学校屋内運動場長寿命化改修事業、白州保育園・西部こども園大規模改修事業などの増により、12億2,938万円の増となりました。
・公債費は、通常償還の元利償還金が減少したことから、2.7%の減となりました。