- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県甲斐市
- 広報紙名 : 広報甲斐 令和7年1月号
■サポーターの応援を力に1部昇格を目指す
FCふじざくら山梨 内田朱夏(うちだしゅか)
Profile:甲斐市出身で竜王西小学校、玉幡中学校を卒業。山梨学院大学を卒業後、令和6年4月からFCふじざくら山梨に加入。2024なでしこリーグ2部では、全22試合中19試合に出場し、本職のフォワードだけでなくサイドバックでの起用にも応え、チームの躍進に貢献した。背番号21。23歳。
「応援ありがとうございました」シーズンを締めくくるファン感謝祭で、訪れたサポーターに笑顔でお礼の言葉を伝えていたのは、女子サッカーなでしこリーグ2部、FCふじざくら山梨でルーキーイヤーを終えた、内田朱夏選手です。
山梨学院大学を卒業後、2024シーズンからチームに加入し、複数のポジションをこなす器用さを武器に、1年目から19試合に出場し、1ゴール1アシストを記録しました。
内田選手は、竜王西小学校2年生の時に、サッカーをしていた兄2人の影響を受けて、地元のスポーツ少年団でサッカーを始めました。
玉幡中学校に進学後、南アルプス市内のクラブチームでサッカーを続けながら、中学校では駅伝部に所属し、県駅伝大会で優勝、県代表として全国大会にも出場しました。
日本航空高校を経て山梨学院大学に進むと、4年生の時に全日本大学サッカー選手権大会で優勝を果たし、見事、日本一に輝きました。
甲斐市で過ごした学生時代について聞くと、小学生の時におみゆきさんへ行き、にぎやかなお祭りを楽しんだことと、中学生の時に駅伝部の練習で、信玄堤の森の中を抜け、ドラゴンパークまでの間を走ってトレーニングをしたことが、思い出深いといいます。山梨学院大学在学中も、緑に囲まれた中で練習しようと何回か母校の周辺まで足を運び、体力強化に励んだそうです。
FCふじざくら山梨に加入後は、日中、福祉用具を取り扱う仕事に従事し、夕方から夜にかけ練習を行っています。「最初は慣れない環境で大変でしたが、今は仕事もサッカーも楽しめています。FCふじざくら山梨は、地域に愛されサポーターの応援がとても暖かいため、試合に勝利し、サポーターと喜びを分かち合う瞬間が一番幸せです」と話します。
2年目のシーズンに向けた意気込みを聞いたところ、「昨シーズンあと一歩のところで1部昇格を逃した悔しさを忘れず、ゴールとアシストを合わせて5点以上は得点に絡んでチームに貢献し、何としても1部昇格を果たしたいです」と、目を輝かせながら語ってくれました。