くらし 甲府一高の生徒がゆずの魅力を探究! わたしたちゆずともです!

甲府第一高等学校探究科の生徒4名が、わが町の特産であるゆず、特に「穂積のゆず」の魅力について調査研究(探究)を行い、その成果発表会が役場で行われました。

甲府第一高等学校(甲府一高)の生徒4名が、7月29日(火)に日出づる里活性化組合の皆さんを招いて、「穂積のゆず」について調査研究(探究)を行った成果発表会を開催しました。発表では、穂積のゆずの歴史、抱えている課題、富士川町の特産である「穂積のゆず」があまり町外では認知されていないとの報告もありました。

◆「ゆずとも」誕生!
今回、ゆずについて探究を行ったのは、長田彩美さん、今村果歩さん、佐野愛果さん、石橋美麻里さんの3年生4名。今村さんが町在住で、「穂積のゆず」の魅力を語ったことがきっかけだということです。4名は、グループ名を「ゆずとも」と名付け、1年半かけて探究活動を行ってきました。

◆現状の把握~アンケートを実施
甲府一高の生徒261名を対象に、「穂積のゆずを知っているか」という内容のアンケートを実施。知っていると答えた生徒は30人と、全体の1割ほどにとどまりました。
また、ゆずが好きかという問いに対しては、8割の生徒から好きという回答が得られ、この結果から「ゆずは好き」だけど、山梨・富士川町の「穂積のゆず」はあまり知られていないことが分かりました。

▽穂積のゆずを知っていますか?

「もっとみんなに知ってもらいたいにゃ」

◆ゆずの魅力を広めたい
「ゆずとも」の4名は、ゆずの魅力を県内外に広めたいと、スイーツに加工することに。さまざまな種類があるなか、甲府市の洋菓子店と連携してゆずを使ったマドレーヌを開発し、当日は試食会も行われました。パッケージを開けた瞬間ゆずの香りが広がり、口にする前から楽しむことができます。
日出づる里活性化組合の小池太一組合長は、「生産者が高齢化しているなかで、若い人たちが、このマドレーヌをきっかけに、ゆずの魅力を感じて、生産にも手を貸してもらえたら、ゆずの未来がもっと明るくなる。」と話しました。

「ゆずとも」の探究はいったん幕が下りますが、今後も穂積の魅力を広める「ゆずとも」が増えていくことを期待しています。「穂積のゆず」が好きな方はみんな「ゆずとも」です!

問い合わせ:産業振興課 農林振興担当
【電話】22-7202