くらし マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)にご注意ください

西日本を中心に、マダニに咬まれることによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染が増加しています。感染すると発熱、嘔吐、下痢、倦怠感などを引き起こすだけでなく、重症化して死亡する恐れもあります。
全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではなく、現在、県内で感染事例は報告されていませんが、その他の感染症の恐れもありますので、草むらや藪、森林にレジャーや作業などの野外活動で立入る場合には、肌の露出を少なくするよう以下の点に気を付け、マダニに咬まれないよう注意してください。
●長袖、長ズボンを着用する
●シャツの裾はズボンの中に入れる
●ズボンの裾は靴下や長靴に入れる
●サンダル等は避け、足を完全に覆う靴を履く
●帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く

また、DEET(ディート)という成分を含有する虫よけ剤は、マダニの忌避剤として一定の効果があるとされています。

■ペットを飼われている方へ
野外での行動により、犬や猫がSFTSウイルスに感染する場合もあります。散歩などの野外行動の後は目の細かい櫛でブラッシングし確認することや、獣医師と相談のうえ、定期的にマダニ駆除剤を使用するなど、ペットのマダニ対策にもお気を付けください。
また、感染している犬や猫に噛まれること、血液や体液、排泄物に触れることでヒトへ接触感染する可能性もあります。けがをしている野良猫などには、手を触れないよう注意してください。

■マダニに咬まれた場合
無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置(除去、洗浄等)を受けてください。
数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が見受けられる場合には速やかに医療機関で診察を受けてください。

問い合わせ:村民生活環境産業課 住環境衛生係
【電話】62-9978