くらし 特集 「平和の灯」、広島から上田へ 中学生がつなぐ平和への想い(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県上田市
- 広報紙名 : 広報うえだ 令和7年11月号
令和7年は戦後80年の大きな節目の年であり、市が「争いのない世界を願う非核平和都市宣言」を行ってから15周年を迎えます。
この節目の年に、平和への想いを未来へつないでいくため、「平和の灯(ともしび)モニュメント」を設置しました。
このモニュメントには、広島市の「平和の灯」と長崎市の「誓いの火」から分けていただいた、尊い火が灯されています。
広島市では、将来を担う中学生が現地で分火してきました。今号では、中学生の広島市での学びと体験をお伝えします。この機会に、「平和」について改めて考えてみませんか。
・特集の内容は動画でもご覧いただけます
■平和への想いを未来へ 平和の灯モニュメントを設置
モニュメントのデザインは、応募総数約600点の中から選考を行い、上田千曲高校1年(当時)神野さんの作品を採用しました。デザインコンセプトは「みんな手をつないでいれば武器を持つ手がなく、みんな平和」。
市役所本庁舎駐車場に設置していますので、ぜひご覧ください。
(1)点火式(8月1日)
広島市と長崎市から分けていただいた火を、平和の灯モニュメントに灯しました。
(2)除幕式(8月8日)
広島市を訪問した中学生にも参加いただき、モニュメントの除幕を行いました。
(3)モニュメントのデザイン
手をつないでいれば、武器を持つ手がなくなることを表現しています。
※詳細は本紙をご覧ください。
■広島市平和学習
●Day1 7月30日(水)
・ピースパークツアー
ガイドの解説を聞いたり対話をしたりしながら、平和記念公園の見学をしました。見学後はガイドと感想を共有し、平和への想いを新たにしました。
・おりづるタワー
被爆後から現在に至る街並みの変遷を学ぶとともに、平和への願いを込めて折り鶴を折りました。
●Day2 7月31日(木)
・広島平和記念資料館
原爆がもたらした被害の実態を学びました。
・被爆体験者講話
原爆の被害に遭われた方の講話を聞きました。
・「平和の灯」分火
「平和の灯モニュメント」に点火する火を、広島市の「平和の灯」から分けていただきました。
●広島市平和学習に参加した中学生
市内全中学校から希望者を募集し、各校1名(一部2名)の計16名に参加してもらいました。
●平和の灯(広島市)
原爆による犠牲者を慰め、核兵器廃絶と世界恒久平和を希求するために建てられました。昭和39年8月1日に火が灯されて以来、「核兵器が地球上から姿を消す日」まで燃え続けます。
