- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年1月号
各館で特色ある様々な講座が開催されました。
老若男女を問わず参加された方々からの貴重な声をご紹介いたします。
■市民ガーデニング講座[伊那公民館]
講座に参加しての感想を、北原浩子(きたはらひろこ)さんにお聞きしました。
「コロナ禍で何かしようと思い、伊那公民館のガーデニング講座に応募しました。座学では、先生が種の説明から花壇のデザインまで、実習では肥料の撒き方から、花の切り方・植え方など、家で役立つ細かいところまで丁寧に教えてくれました。
また、私が参加して一番良かったことは、同じ趣味を持った新しい仲間に出会えたことです。年代も少し違う受講生ですが、ガーデニングを通して知り合い、今ではご飯に行ったり、いろいろなところに出かけたりして交流しています。
何気なく始めたガーデニングですが、花の成長を見ることや、自分で庭をデザインすることが楽しみの一つになっています」と笑顔で話してくれました。
■トムキャロット・のどか学級・俳句教室[富県公民館]
富県公民館の講座参加者に、講座の感想を聞いてみました。
▽トムキャロット(子育て講座)
ものづくりや水遊び、ぶどう狩りなど、様々なことを企画していただいて毎回楽しいです。ネットワーカーの先生方はあたたかく、お話するのも楽しいです。
Oさん
同じ地区で他の未就園児との交流ができ、親としてとても嬉しいです。
Hさん
▽のどか学級(女性向け講座)
フラワーリース作りなどは手芸が好きな私にとって楽しかったです。文化祭に向けての作品が作れてよかったです。
Tさん
▽俳句教室
雰囲気がほのぼのしていて、なじみやすいです。俳句を作ると、いい頭の体操になります。
Nさん
■女性教室[美篶公民館]
箕輪町方面への社会見学について、毎回参加しているKさんからお聞きしました。
「箕輪町の郷土博物館は、館長さんの案内と分かりやすい説明があり、とても勉強になりました。無量寺は重要文化財に指定されているお寺とのことで、住職さんから詳しい案内もお聞きできてよかったです。紅葉の美しい頃に、もみじ湖に行くことがあれば、もう一度皆と訪れたいです」
また、今までの女性教室の中から印象に残っている内容については、「交通安全研修の、チャレンジ号による体験型自己診断教室は受けて良かったと思いました。日々の生活の中で運転の参考になりました。もう一つ、毎年8月の映画鑑賞は涼しい会場で最高の楽しみです」と話していました。
■親子自然体験教室〜スガレ追い〜[手良公民館]
伊那市狐島から参加された松本美保さん親子に感想をお聞きしました。
「私は蜂の子は食べますが、スガレ追いはやったことがありませんでした。餌はスルメイカが良い、目印は8cmの緩衝材が良い等伝統的な猟法に現代の工夫がありました。蜂を見逃さないよう足元と蜂に集中して山林を走り回りました。巣を初めて見つけた時、土の中から掘り出した時、巣から蜂の子を抜き出す時と次々に感動です。甘辛く煮付けたばかりの蜂の子はフレッシュ感があり、今まで買って食べてきたものとは違う味わいでした。今年は主人と娘とで参加し楽しむことができました」
娘さんの芽依さんは「巣が見つかった時はとても嬉しく、掘れた時は感動しました。一方、巣に戻ってきて戸惑う蜂たちを見て、申し訳なさを感じ少し心が痛みました。命をいただくってこういうことだと実感しました。スガレを追い、夢中で木々をかき分け駆けていく両親の姿が、なんだかとてもよかったです。大人になってから、童心にかえる時間ってとても素敵なものだと思いました」と話してくれました。
■楽しい音読教室[東春近公民館]
毎月開かれている講座「楽しい音読教室」に参加されている橋爪早百合さんと、松浦八重さんにお聞きしました。
橋爪さんは「私は、館報で音読教室を知り、この講座に入りました。この講座では色々な作品を紹介してくれるのでいいなと思いました。また、音読が脳トレにもなると思い、そこにも魅力を感じました。入ってみたらとても良かったので、友人の松浦さんを誘い、今は毎回一緒に参加しています」と話してくれました。
そして、2人は「何といっても、講師の先生の用意する作品がとてもよくて、毎回、感動しています。二度三度と音読すると、詩や小説、短歌などの深い意味や作者の思いが分かって来て、より理解を深めることができます。中でも、忘れられない作品があります。それは「アイヌ神謡集〈知里幸惠(ちりゆきえ) 訳〉…梟(ふくろう)の神の自ら歌った謡『銀の滴降る降るまわりに』」です。アイヌの言葉の一つ一つが胸にジーンと深く入ってきて、何とも言えない気持ちになりました。音読教室に入らなかったら、一生会えなかっただろうなと思います」と声をそろえて話してくれました。