くらし 議会だより-6月伊那市議会定例会 一般質問(3)

■池上謙(いけがみけん)
▽長谷地区に眠る歴史的文化財や史跡等の観光活用について
問:長谷には沢山の歴史的文化財や史跡等が存在している。南アルプス長谷戸台パークのグランドオープンに伴い、今後、山岳観光客等の増加が期待される。戸台の化石資料室や民俗資料室、史跡など歴史的文化遺産も併せて紹介できないか。
答:市長…デジタルサイネージを活用するなどして、観光客の誘客につながるよう、長谷の地域資源について、しっかりと情報発信していきたい。
長谷総合支所長…長谷には国指定の「熱田神社」をはじめ、32の指定文化財がある。指定文化財以外の高遠石工の作品なども含めて、長谷の観光情報として発信していきたい。併せて南アルプスビジターセンターでも発信していきたいと考えている。

▽平和を願う場としての伊那市戦没者追悼式の実施について
問:市内各地区の戦没者遺族会は、会員の高齢化に伴い急激に減少し、活動が衰退している。今年の戦後80年を機に、今後市主催による戦没者追悼式の開催や平和の語り部事業の継続に行政の力強い支援ができないか。
答:市長…国・県の式典に準じ、特定の宗教的儀式を伴わなければ可能と考えている。今後遺族会ともよく相談し、丁寧に対応していく。引き続き、平和への取組を進めてまいりたい。

■唐澤千明(からさわちあき)
▽中学校部活動の地域移行について
問:一部で部活動の地域移行が進められているが地域スポーツクラブの中学生対応の団体の状況は。
答:教育長…休日の部活動地域移行は令和8年度末を目指す。26団体あり野球、バスケット、サッカーなど19の競技がある。

問:地域移行された外部指導者への謝礼及び生徒一人一か月の負担は。
答:教育長…クラブにより異なるが謝礼は時間千円以上が目安。保護者負担は月三千円までが多いがクラブ運営には受益者負担を求めていく。経済的理由で活動の機会が失われないよう支援できるか検討したい。

問:今後の地域移行への取組について考えを。
答:教育長…部活動指導員を配置して技術指導や顧問の負担軽減を図っている。部活動地域移行コーディネーターを中心に地域クラブ立ち上げなどの支援に取り組む。

▽食の魅力発信について
問:たった6粒から始まった幻の「入野谷在来そば」の今後の取り組みは。
答:市長…市内9店舗で食べられる。入野谷在来そばの復活、ブランド化を目指し、現在5haの圃場を令和8年度までに7haまで広げ、安定生産を図りたい。

問:被災地支援をする伊那ローメンズクラブと災害時協定を結ぶことは。
答:市長…クラブの意向を確認のうえ、情報交換をしながら検討する。

■篠塚(しのづか)みどり
▽規格外野菜を小中学校の給食に
問:農家の方が丹精込めて作られた旬の野菜は、わずかの差で規格外になり廃棄となる。規格外野菜を給食に取り入れる事は、食育の推進、生産者支援、食品ロス削減、次世代の農業や地産地消へつながる。伊那市における規格外野菜の学校給食受け入れは。
答:教育長…学校給食は決められた時間に決められた食数を安全に提供する必要があり、予定している食材が確実に納品される事が重要。必要とする野菜の質や量を生産者側で確保できる仕組みができれば可能性が広がる。今後、生産者からの具体的な提案があれば検討していく。

▽物価高騰による市民への支援について
問:物価高騰による市民の生活を応援する「おこめ券」や「商品券」発行の早期実現は。
答:市長…現在は「おこめ券」「商品券」発行の予定はない。国や県の事業をどの様に活用できるかを慎重に検討して必要があれば全庁をあげて取り組みたい。

▽水道管老朽化対策調査の進捗状況と今後の耐久工事は
問:人工衛星画像解析により明らかになった漏水が疑われる箇所に対する対策の進捗状況は。
答:市長…今年度、2次調査費用を予算計上し、水道事業協同組合に30箇所の調査を発注した。市職員による2次調査と共に漏水の発見・修繕が加速化すると考えている。