くらし 今の住宅や所有している空き家 今後のこと決まっていますか?
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- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県東御市
- 広報紙名 : 市報とうみ 2025年5月号
■全国的に増加し、深刻な課題となっている空き家問題について、空き家コーディネーターの吉井さんにお聞きしました。
『空き家相談窓口とうみ』
空き家コーディネーター
吉井 七重さん
◇空き家が抱える課題。
空き家問題は、ここ東御市においても同様で、市の調査では、令和7年3月時点で、500軒以上の空き家があることが分かっています。
空き家は、管理が行き届かないまま放置されると、倒壊や雑草の繁茂、不法投棄の誘発など、周囲の環境や安全に悪影響を及ぼし、近隣住民の方の暮らしを脅かす要因にもなります。
令和3年度に東御市が実施した空家等実態調査では、1年以上出入りしていないと思われる市内の住宅429件を対象に、所有者にアンケートを行いました。そのうち回答のあった186件のアンケート結果から見えてきたのは、利活用したいと思っているものの、どうしていいか分からずにそのままになっているといったケースが非常に多いということでした。
そこで今回は、「まずどこに相談すればいい?」「何をすればいいの?」といった、皆さまの第1歩に繋がるポイントをお伝えします。
◇空き家を発生させないために今できること。
3ページに簡単なフロー図を用意しました。今は空き家を持っていない方も、今のお住まいの10年後や20年後の将来を想像しながら考えてみましょう。
[STEP1]家族での話し合い
住まいは大切な財産です。まずは家族みんなで、今の住まいや空き家について、将来どうしていくかを話し合いましょう。
相続·売買·賃貸など、方針を話し合っておくことが、将来、空き家にさせないためのポイントです。
また、話し合いのタイミングは、相続などのタイミングではなく、元気なうちから始めることが重要です。どういったことを話し合えばいいか分からない場合は、相談窓口にご相談ください。皆さんの状況に合わせて一緒に考えます。
[STEP2]相談しましょう
家族での話し合いで方向性が決まり、売買や賃貸などで利活用する場合は、民間の不動産会社や空き家相談窓口に相談し、売却や賃貸までの流れを確認しましょう。
方向性が決まらず、すぐに利活用できない場合には、民間の事業者に空き家の管理をお願いすることもできます。空き家は適切な管理がされていないと、あっという間に老朽化してしまいます。
◇空き家を探している人、増えてます。
空き家は需要があるんです。移住や住み替えを目的に、東御市空き家バンクに登録する人は年々増えています。令和6年度に新規登録した人は、129人と前年度の新規登録者に対して約1・5倍となっており、空き家の利活用を考えるなら今がチャンスです。
◆空き家イベント情報!
『空き家相談会~空き家の利活用を考えてみませんか?~』※要予約
日時:5月25日(日)9:30~12:00
会場:東御市中央公民館3階 講堂
空き家について、相続問題や管理方法、利活用方法、空き家バンクへの登録など、不動産取引や行政手続きの専門家に、無料で相談できます。
問い合わせ先:
『空き家相談窓口とうみ』【電話】070-8358-0291
企画振興課 移住定住·シティプロモーション係【電話】64-5893
問い合わせ先:『空き家相談窓口とうみ』
【電話】070-8358-0291【メール】[email protected]