- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県原村
- 広報紙名 : 広報はら 2025年12月号
■バランスが鍵!30by30って知っていますか?
当村における環境資源については、以前9月号に掲載したとおり、村有林、個人有林、区有林、河川、堰、ため池等があります。これらの資源は農業や林業に有効活用しつつ、引き続き保全の必要がある重要な資源です。今後さらなる大規模な開発が進んでしまうことは、自然保護の観点から心配されています。
環境の保全をしていくためには、むやみに資源を使い過ぎないことが大切です。環境保全と同時に私たちが安心安全に暮らせることとの間で、バランスを意識することが必要です。
近年、国際的にもこの「バランス」を意識した取り組みとして「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」が進められています。これは、2030年までに陸と海の30%を健全な自然環境として保全し、生物多様性を守るという世界的な目標です。日本でも国立公園などに加え、地域や企業が協力して自然環境を守る「OECM(その他の効果的な地域型保全:英語でOther Effective area-based Conservation Measuresの略)」の取り組みが広がっています。
本村の豊かな森林や水辺も、こうした国際目標の一端を担う大切な資源です。身近な自然を守りながら、持続可能な暮らしを続けていくことが、村の未来を支える力になります。
資源を無駄遣いせずに、有効活用しながら環境を保全していきましょう。
問合せ:建設水道課 環境係
【電話(直通)】79-7933
