くらし UP!たかもりー高森が元気になる話題ー

■「高三五(たかさご)会」による街路樹の「最後」の整備作業が行われました
6月6日、「高三五会」(会長:下沢貢さん)の会員が、町道上段道路沿線(大島山、高森ドーム下)に植樹されている街路樹の「最後」の整備作業を行いました。
「高三五会」とは県シニア大学35期の高森町出身者12人で結成、2014年に発足し、以来11年間数々の活動を行ってきました。会の発足当時、県シニア大学2年生だった城子廣志さん(下市田在住)が「リニアが来るまでに何かできることはないか。景観が良い場所なので、イロハモミジを植えて少しでもグレードアップしていきたい。」という志を掲げ、それに賛同した町内出身者で県シニア大学の同期生が集まり、活動がスタートしました。
2014年11月に上段道路沿線に紅葉を植樹して以降、年に数回、整備作業を行い、現在まで大切に育ててきました。現在では紅葉や桜の木、フジバカマなどが立派に成長し、季節ごとに上段道路利用者を楽しませています。紅葉が咲く季節になると、アサギマダラと呼ばれる美しい蝶が飛来してくることも、この場所の秋の風物詩となっています。
ただ、近年「高三五会」のメンバーの高齢化により、今後も継続して樹木の整備作業を行うことが難しくなってきました。そこで、6月6日の整備作業を最後に、今後は町がこの樹木の維持管理作業を引継ぐこととなりました。会のメンバーは作業が終わることに寂しさを感じつつも、ここまで立派に植物が育ったことに達成感を感じているとのことでした。
町は今後、この場所の景観が維持できるよう、作業を行っていきます。