- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県上松町
- 広報紙名 : 広報あげまつ 令和7年3月号(730号)
二月二十日(木)、ひのきの里総合文化センターにおいて中部森林管理局主催の『木曽悠久の森設定十周年シンポジウム』が開催されました。
「木曽悠久の森」は、貴重な温帯性針葉樹林帯で構成する上松町を中心とした木曽国有林と岐阜県中津川市の裏木曽国有林を悠久の森として設置して後世に残そうと中部森林管理局が進めている取組で、平成二十五年に設定されてから十周年を迎えました。
会場となったひのきの里総合文化センターには多くの木材、林業関係者の方々が参加し、日本自然保護協会の横山隆一参与からは温帯性針葉樹林帯の貴重性や保護について、伊勢神宮松永彦治営林部長からは伊勢神宮式年遷宮と木曽ひのきの繋がりについてご講演をされました。
基調講演後は、悠久の森管理委員会のメンバーを中心とした五人の方によるパネルディスカッションが行われ、気候変動等様々な問題がある中で森の将来像や木の文化継承につて意見交換をし、後世に目指す姿、取り組みの意義を再確認し決意するシンポジウムとなりました。