くらし 健康福祉計画の策定のご報告とお礼(2)

◆一人ひとりが輝き、住んでいて、絆や幸せを感じる村。になるためには具体的には村民や役場はどうしたらよいの?
◇健康づくり
(1)栄養・食生活
胎児期から生涯を通して、適切な栄養・食生活について意識できるような食環境を推進していきます。

(2)身体活動・運動
3歳の頃から、生活の中での身体活動の大切さを伝えていく教育や、周囲がそのことを理解し促していくことなど、最新の知見に基づいて、身体活動・運動分野の取組を積極的に行っていきます。

(3)休養・睡眠
適切な睡眠 時 間 の 啓 発 な ど、 休養・睡眠分野の取組を積極的に行っていきます。

(4)こころの健康
適度な運動や、バランスのとれた栄養・食生活、心身の疲労の回復と充実した人生を目指す休養といった3つの要素に加え、十分な睡眠をとりストレスと上手につきあっていくことが必要です。地域、学校、職場におけるこころの健康づくりやメンタルヘルス対策をしていきます。また既にこころの健康に問題を抱えている方に対する正しい理解と、地域、学校、職場による、回復・適応に関する支援を充実させていきます。

(5)飲酒
アルコールによる健康へ影響や肝臓をいたわる飲み方などの普及啓発、必要な方には節酒や禁酒支援等の推進をしていきます。
自分のアルコールの適量を知ったり、休肝日をもうけましょう

(6)喫煙
禁煙や分煙などのたばこ対策を着実に実行していきます。
できれば禁煙

(7)歯・口腔の健康
生まれてから生涯を通して、対象者ごとの歯・口腔機能に関する正しい知識の普及など歯科口腔保健を推進していきます。

(8)生活習慣病予防
20代の頃から、適切な生活習慣を心がけ、生活習慣病の発症及び重症化を予防ができるように支援していきます。

(9)生活機能の維持・向上
一人ひとりのフレイル予防の取組を推進し心身の機能の維持・向上を図っていきます。

(10)子ども、高齢者、女性、(11)母子保健
現在の健康状態はこれまでの自らの生活習慣や社会環境等の影響を受ける可能性があることや、次の世代の健康にも影響を及ぼす可能性があるものであり、生まれる前から高齢期に至るまで人の生涯を経時的に捉えた健康づくりの観点を取り入れていきます。

(12)つながりの維持及び向上
地域に根ざした信頼やネットワークといったソーシャルキャピタル(人間関係、絆)の醸成を促していきます。

(13)住民参加の促進
村民、村・関係機関・団体、企業等の幅広い参加と協力により、信州 ACE プロジェクト*の展開を啓発していきます。また地域づくりの強化やボランティアの育成を支援し村民の健康づくりのための環境を整備していきます。
*信州 ACE プロジェクトとは、長野県が展開する健康づくり県民運動の名称。A・C・E は脳卒中等の生活習慣病予防に効果のある Action(体を動かす)、Check(健診を受ける)、Eat(健康に食べる)を表し、世界で一番(ACE)の健康長寿を目指す想いを込めたものです。

(14)自然に健康な行動を取ることができるような環境整備
健康寿命の延伸には本人が無理なく自然に健康な行動を取ることができるような環境整備をさらに推進していきます。また個人が属する環境には企業等も含まれ、自治体のみならず企業や民間団体といった多様な主体による健康づくりが広まっており、そうした取組をさらに推進していくことが必要です。また、個人の健康づくりを後押しするには、科学的根拠に基づく健康に関する情報を入手・活用できる基盤の構築に取り組むとともに周知啓発を推進していきます。

(15)正しい知識の普及
健康増進には個人の意識と行動の変容が重要であることから、個人の主体的な取組を支援するため個人に対する十分かつ的確な情報を提供していきます。

◇子ども子育て
(1)仕事と家庭との両立の上で実施するさらなる子育て支援
育児と仕事のバランスが保たれ、気持ちにゆとりを持ちながら子育てに向き合うことができるよう子育て支援の充実を目指します。

(2)世代間交流により家庭でも安心して子育てできる環境づくり
年輩者をはじめ、誰とでも気軽に子育てについて相談しあい、アドバイスをいただけるような地域社会での交流機会の促進を目指します。

(3)親と子どもがともに学び健やかにたくましく成長できる環境の整備
親と子がともに学べる環境づくりに取り組むとともに、気軽に集まり、遊べる場所の整備に努め健やかにたくましく成長できることを目指します。

(4)多様性を理解し、認め合える村づくり
子どもの成長に応じて、自身を取り巻く多様
性を正しく理解し、認め合える環境づくりを目指します。

◇高齢者福祉
(1)一人ひとりが、健康に関心をもち、健康づくり、介護予防に取組むことができる村づくり
一人ひとりが主体的に健康づくりやフレイル(健康と要介護状態の中間の状態)の予防に取組み、健康で過ごせる期間の維持・延伸を目指します。

(2)誰もが、世代を問わず人とつながり、楽しみをもって、社会に参加できる村づくり
高齢者が培ってきた知識や経験を生かし、積極的に社会参加ができる環境づくりを進め、生きがいを持ち多様な活躍ができる場の充実を目指します。

(3)誰もが、絆を感じ、安心して暮らし続けることができる村づくり
独居や病気、認知症、要介護状態等になっても、互いに思いやり支え合うことで絆を感じ、安心して暮らし続けられるよう、生活を支えるサービス提供の維持を目指します。また、誰もが常に交流できる交通網の環境整備、介護予防教室や交流の拠点となる福祉施設の活用方法等の検討を進めていきます。