文化 [巻頭特集] 関市×ご当地映画 怪獣ヤロウ!(1)

〈あらすじ〉
関市×ご当地映画岐阜県関市。市役所の観光課に務める山田一郎はある日、市長から“ご当地映画”の製作を命じられる。しかしどこにでもある“凡庸なご当地映画”に疑念を持った山田は、かねてからの夢だった〈怪獣映画〉の製作を思いつく!いつも失敗ばかりでダメな自分を変えるため!パッとしない故郷を変えるため!怪獣で、全部をぶっ壊す!!しかしその想いは、市政を巻き込んだ大事件へと発展していく…!果たして山田は、夢だった〈怪獣映画〉を完成させることができるのか!?
怪獣映画への愛、散りばめられた笑い、主人公の奮闘…
映画に必要な全てが込められた怪獣エンタテインメント!

・1月24日岐阜公開
・1月31日(金)全国公開

この映画は「関市映像作品撮影事業補助金」を活用しています。
(C)チーム「怪獣ヤロウ!」

〈関市×ご当地映画×怪獣〉
主演:山田一郎 役 ぐんぴぃさん(春とヒコーキ)
土岡哲朗さん(春とヒコーキ)
監督・脚本:八木順一朗さん

○「怪獣ヤロウ!」はどうやって誕生したのか?関市出身の八木監督に映画にかける想いを伺いました!
八木さん:僕は普段、東京で映画監督をしているのですが、ずっと映像で故郷に恩返しがしたいと思っていました。そんな時、市役所の観光課が〝関市のPRとなる映像事業に助成金を出す!〞というプロジェクトを立ち上げたので、思い切ってエントリーしました。僕は小さいころから怪獣映画が好きで「ご当地映画と怪獣、そして〝ぐんぴぃ〞という異色の主演を迎えることで、全国の話題になる今までにない〝ご当地映画〞ができる」と思い企画しました。

○ロケ地は全編「関市」!今まで知らなかった魅力を詰めこんだ!!
八木さん:今回映画を撮るために改めて関市を巡ったのですが、自分の知らなかった関の魅力っていうのがまだまだいっぱいあることに気づかされました。例えば刀や鵜飼。あることは知っていましたけども、実際刀がどういう鍛錬場で作られているのか、鵜飼の鵜がどうやって飼育されているのか、そういうところまでは全然知りませんでした。そんな今まで知らなかった関市の魅力を、全部詰め込みました。ぐんぴぃは、今回の映画で初めて関市に来ましたよね?

ぐんぴぃさん:そうですね!刀の鍛錬や鵜の散歩、船頭体験なんかもやらせてもらいました。鰻や牛乳、うどん、グルメも全部おいしかったなぁ。
撮影の時に鰻焼いてくれた大将に刀鍛冶のかっこいい刀匠。居酒屋に居合わせた女子大生にも終電もタクシーもない時に駅まで送迎してくれたりして、なんて良い町だと思いました。お年寄りから若い方まで本当にやさしくしていただきました。今じゃ第二の故郷と言わせていただいています!(笑)

土岡さん:僕は、映画の中の役が〝うどんを食べてる客〞だったので、関ではご飯しか食べてませんが、本町のうどん屋さんだったり、和菓子屋さんだったり、市民の方々と交流して、「この人たちがこの映画の原作で、この映画はこの人たちの何か〝熱〞みたいなものなんだ」と思ってこの映画を、そして関市を好きになってほしいと思いました!

○これから映画を観る皆さんへ
土岡さん:この映画を観て自分の地元(栃木)のことをもっとちゃんと知りたいなって思いました。みんなにとっての〝故郷〞を知らなきゃって思うきっかけになるようなご当地映画です。

ぐんぴぃさん:名古屋とか、三重は怪獣がやってくるんですけども、岐阜には来ない。岐阜は怪獣も壊しがいがないって聞いてたんですけど、じゃあ岐阜、関に怪獣がやってきたらどうなっちゃうんだっていう、自分が住んでいるところに怪獣が来たらどうなっちゃうんだっていうところをぜひ、見ていただきたいです。

八木さん:ご当地映画として、舐めて見に来てほしいって思ってます。そのうえで関市民がみんな知ってる〝あの建物〞がとんでもないことになるので、市民の皆さんは是非ご期待ください!!