子育て [巻頭特集]関のまんなかは「こども・若者」です ~こどもまんなか社会を目指して~(1)

こどもたちが安心してのびのびと過ごせる社会。それが「こどもまんなか社会」です。こども・若者を取り巻く環境は時代の急速な変動とともにめまぐるしく変化し、その結果生じたさまざまな困難や新たな課題に対応できずにいるこども・若者が増えています。
こども・若者が安心して自分の意見や考えを声に出し(意見表明)、自分自身で選び、決定していき(自己選択・自己決定)、自分らしく生きること(自己実現)を社会全体で後押しすることが大切です。
その際には、声を上げにくい状況にあるこども・若者への配慮も欠かすことはできません。市が目指すこどもまんなか社会は、こども・若者の今とこれからの最善の利益を一番に考える社会です。こども・若者、子育て当事者の視点を尊重し、意見を聴き、対話をしながら共に進めていきます。

■『関市こどもまんなか計画』を策定しました
【基本理念】「笑顔と幸せにあふれ、自分らしくわたしの未来を切り拓くことができるまち」
市では、この基本理念に基づいて、こども・若者の皆さんの笑顔と幸せを一番に考え、未来に向かって自分らしくのびのびと成長していくことができる地域づくりに取り組みます。
・関市こどもまんなか計画 本編はこちら
※二次元コードは本誌P.2をご覧ください。

■こども・若者に聞きました あなたはどう思う?
これからの社会を担うこどもたち、今を生きるこどもたちは何を思っているのでしょうか。
関市に住むこども・若者を取り巻く環境をテーマに、こども・若者の皆さんにアンケートを実施しました。
※令和6年度実施:高校2年生・中学2年生対象
※数値は未回答などがあるため、合計100%にはなりません。

Q1.今の自分が好きだと思うか?
あてはまる:67.0%
あてはまらない:32.7%

Q2.自分は役に立たないと強く感じるか?
感じる:38.9%
感じない:60.5%

Q3.自分の将来に希望があるか?
希望がある:75.4%
希望がない:24.0%

Q4.「こどもの権利」を知っているか?
知っている:48.4%
聞いたことがある:31.0%
聞いたことがない:20.3%

Q5.こどもの権利が十分に尊重されていると思うか?
思う:60.6%
わからない:31.8%
思わない:7.2%

こどもたちが自分らしく生活できる環境やこどもたちが将来に希望を描けるようなサポートが、まだ十分ではない状況にあります。こども・若者の意見を聴き、きめ細やかなサポートや環境整備を進めることが求められています。
出典:こども・若者の意識と生活に関する調査

照会先:子ども家庭課
【電話】23-7119