- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県恵那市
- 広報紙名 : 広報えな 2025年4月号 No.393
前回紹介時から飛躍を続け、活躍する方を紹介します。
■夢は「なでしこジャパン」憧れのプロクラブで夢を追い続ける
サッカーの強豪校、藤枝順心高等学校(静岡県)のサッカー部で活躍し、日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)のクラブ「ちふれASエルフェン埼玉」に加入した柘植沙羽(さわ)さん。
柘植さんは恵那西中学校卒業後、藤枝順心高等学校に進学。サッカー部では、約80人の部員の中から11人のレギュラー枠を1年生から掴み、インターハイや選手権大会に出場してきた。学業では、食に関する知識を学んで、サッカーのための体づくりに生かしたいと、クックデザインスタイルという学科で栄養学や食品学など、食に関する知識や技術を深めてきた。
サッカーで日本一になりたい一心で高校に進学した柘植さん。ボールを使った練習だけでなく、試合で90分間走り続けるための走る練習も行ってきた。1年生の頃は周りについていくことができなかったが、「勝つためには走れるようにならなければ」と休みの日も自主的にランニングを行い、徐々に体力が付き、走れるようになっていった。他にも、家族や先輩に教わりながらロングパスの練習を行うなど努力を重ね、着実に技術を磨き強くなっていった。
日ごろの練習の成果を発揮し、昨年度の全日本高等学校女子サッカー選手権大会では、目標である3連覇を果たした藤枝順心高等学校。副キャプテンとして仲間を鼓舞し、チームを引っ張ってきた柘植さんは「史上初の3連覇という歴史を作れてうれしい」と振り返る。
現在、憧れのプロクラブで鍛錬を続ける柘植さん。「プロでは今までの経験が通用しないこともある。一から体づくりを行いたい。試合に出て結果を出せるよう、練習を積み重ね、子どものころからの夢、なでしこジャパンに選ばれたい」と話す柘植さんの目は、やる気に満ちた熱い思いであふれている。
◆柘植沙羽(さわ)さん(18歳)(大井町出身)
□プロフィル
サッカーの強豪校、藤枝順心高等学校(静岡県)を卒業し、現在はプロサッカークラブ「ちふれASエルフェン埼玉」に在籍中。趣味はアコースティックギターを弾くことで、あいみょんやback number(バックナンバー)の曲をよく弾く。