くらし あさけんレポート

■消防操法大会
市長 浅野健司

消防団は、万が一の火災や災害に備え、日頃から訓練などを行っています。その活動の1つに、消防技術の向上と、士気の高揚を図ることを目的とした、消防操法大会があります。
5月下旬から各地区で消防操法大会が開催され、私もその様子を拝見いたしました。大変暑い中、団員の皆さんは、日頃の訓練の成果を存分に発揮し、迅速かつ正確な動きを披露しており、その姿に大変心強く、誇らしい気持ちになりました。
10月には、県消防操法大会が開催され、大会に出場する消防団は、次なる目標に向かって訓練が続きます。仕事を終えてから訓練に励む団員はもちろんのこと、活動を理解し、応援するご家族や企業の皆様にも心より感謝いたします。
消防団は、火災や災害が発生した際に、消火や救助、避難誘導など、地域住民を守るためになくてはならない存在です。
昨年10月に発生した、廃棄物処理施設の火災では、延べ400人以上の団員が、消防職員らと連携し、夜を徹して消防活動を行い、大きな被害を出すことなく、鎮火に至りました。改めて、感謝申し上げます。
このような消防団の日頃の活動の積み重ねが、いざというときに地域防災の大きな力となります。しかし、全国的に団員の確保が課題となっています。そのような中でも、今後も地域防災の中心的存在である消防団の活動を維持していけるよう、消防団の役割や重要性を広く周知するとともに、行政と地域、消防団の連携を深め、ともに安全安心なまちづくりを進めてまいります。

毎月1日号に掲載します