くらし 令和6年度決算(1)
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- 発行日 :
 - 自治体名 : 岐阜県各務原市
 - 広報紙名 : 広報各務原 令和7年11月1日号
 
安全・安心
「結」果を残し
次に「結」びつなげる
■持続可能な未来へ
前・総合計画の最終年度であった令和6年度は、あらゆる世代の方に、安全・安心に、ずっと住み続けたいと思ってもらえるまちとなるよう、さまざまな施策を着実に進めた1年でした。
例えば、「だれもが住み慣れた地域で安心して学べること」をコンセプトに、知的障がい・肢体不自由・病弱の児童生徒のための小中高一貫の「かかみがはら支援学校」を整備。令和7年4月から、子どもたちの新たな生活が始まっています。
また、水道水の有機フッ素化合物の対策については、PFOS・PFOAなどの濃度検査や、濃度低減対策として設置した活性炭の交換など、細心の注意を払いながら暫定目標値を下回る水質の維持とその安定供給に努めるとともに、より安全な水道水の供給に向けて取り組んでいます。
その他にも、安全・安心を確保するため、「体育館空調設備整備事業(小・中学校)」や、「フレイル予防運動プログラム事業」など、直面する喫緊の課題を解決するための施策を進めるとともに、未来を見据えた施策も実施しました(主な事業は下記の通り)。
■令和6年度決算(一般会計)
一般会計とは、福祉や教育、都市基盤の整備など、市の基本的な事業を行う会計です。令和6年度の歳入は、699億5826万円、歳出は660億6166万円でした。その内訳は下記のとおりです。
歳入の内訳(一般会計)

自主財源とは、市税のように市が自ら決定し収入しうる財源です。
依存財源とは、補助金や地方交付税や市債のように、国や県の基準に基づき交付される財源です。

歳出の内訳(一般会計)


下記では、特別会計、企業会計、基金、市債などをお知らせします。
◆令和6年度に実施した主な事業
▽「安全・安心」を確保する事業
・水道水の水質改善対策事業
・大塚山緑地法面対策事業
法面上部に亀裂が発見された大塚山緑地について、周辺住民が安心して暮らすことができるよう、斜面を安定させる法面対策工事に着手しました。
・体育館空調設備整備事業(小・中学校)
児童生徒の教育活動時や災害時の避難所の熱中症対策として、全小中学校体育館への空調設備の設置を推進しました。
・コンビニAED設置事業
市内すべてのコンビニエンスストアにAEDを設置することで、緊急時にいつでもAEDの使用が可能な環境を整備しました。
▽「持続可能な未来」をつくる事業
・新特別支援学校整備事業
・地域型保育事業所整備事業
保育需要の増加に対応するための地域型保育事業所への開設補助を行いました。
▽「つながりづくり」を推進する事業
・自治会活動デジタル化推進事業
自治会運営の負担軽減や、情報共有の効率化・迅速化などを図るため、自治会活動に特化したアプリの試験導入を行いました。
・フレイル予防運動プログラム事業
運動習慣のない方をターゲットとし、筋力トレーニングや栄養指導などを中心とした3カ月間の運動プログラムを実施しました。
・前渡地区木曽川周辺整備事業
地域を越えた人々の交流が生まれる新たなにぎわい創出の場として、民間事業者のノウハウやアイデアを活用する「ParkーPFI制度」を活用し、木曽川河川敷に「木曽川前渡南公園」をオープンしました。
▽「大きな災害」に備える事業
・木造住宅等耐震化促進事業
木造住宅の耐震補強工事に対して、能登半島地震を踏まえた緊急取組期間として時限的に補助上限を引き上げた上で、助成を行いました。
・防災備蓄品充実事業
災害時に備え防災備蓄倉庫などで保管する、防災用備蓄食料などの更新や拡充を行いました。
