- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県笠松町
- 広報紙名 : 広報かさまつ (令和7年6月号)
■「楽しく学ぶ」
羽島郡の笠松中央交流センター、岐南町中央公民館では、子どもから大人、高齢者まで、町民を幅広く対象とした講座を開講しています。
その中でも、子どもを対象とした「笠松町こどもわくわく広場」「岐南町Gさうす」などは、大変盛況で、毎回多くの申し込みをいただき、参加者からは「普段、学校や家ではできないことを体験できて、とても楽しかった。」との声が上がっています。このような体験的な活動を行う講座に参加することは、テスト等で測ることのできない力(非認知能力も含む)を養うことに有効な手段です。
体験的な活動は、子どもだけに必要なものではありません。大人になると、仕事におけるスキルアップを図るための学びが必要となります。本を読んだり、インターネットの動画を見たりして学ぶのも一つの方法ですが、人の集う場所で、体験を通して興味や関心のあることを学ぶことで、新たな自分を発見したり、仲間に出会ったりすることもあります。これらの発見や出会いは生きがいを見出し、人生をさらに豊かにすることに結びついており、共通することは、「楽しく学ぶ」ことです。楽しく学び続ければ、それがいつか、大きな成果になることもあります。
AIが台頭し、これまで人間が行っていたことを、コンピューターが行う時代が来ています。だからこそ人間にしかできないこと、顔を合わせ、言葉を交わして、存在を認め合うこと、私たち人間は学び続けることで、心が豊かになりウェルビーイングが向上すると考えています。