健康 上手な医療のかかり方

一人ひとりが上手な医療のかかり方を意識することで、医療費を節約する・医療保険財政を守る・医療の現場を守ることができます。

■1.身近な「かかりつけ医・薬局」をもちましょう
大病院に軽症患者が集中すると、救急外来や大病院が本来担うべき重症患者への対応や救急医療などに支障が生じます。軽症の場合は、身近な診療所にかかりましょう。診療所の場合、待ち時間も少なく、大病院受診時のような定額料金(※)もかかりません。
※紹介状なしで大病院で初診を受ける場合、7,000円以上の特別料金(全額自己負担)が診察料とは別にかかります。

■2.時間外受診を控えましょう
休日や夜間に受診すると治療費以外の追加費用が加算されてかかります。
日中と診療体制が異なるため、検査なども十分にできないことがあります。
緊急性を要しない軽症での受診が増加すると、緊急性の高い重症患者の治療に支障をきたすため、時間外受診は控え、やむを得ない場合を除き平日の診療時間内に受診しましょう。

■3.重複受診はやめましょう
同じ病気で複数の医療機関を受診する「重複受診」は、再度の初診療や検査料がかかり医療費が無駄になるだけでなく、投薬などの治療が重複すると、体に悪影響が出る危険があります。