- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県富加町
- 広報紙名 : 広報とみか 令和7年10月号
■特別会計
特定の事業については、収支を明確にするため、一般会計とは別に会計を設けています。富加町には、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計の3つの会計があります。

■公営企業会計
公営企業会計として、水道事業会計と下水道事業会計があります。

収益的収支:1年度中に発生する企業の経常的な活動に伴い発生する収入(収益)と支出(費用)のことです。収益的収入は、サービスの提供の対価としての上下水道使用料などで、収益的支出は、水道水の供給や汚水を処理するための経費、施設の維持管理費などです。
資本的収支:支出の効果が複数年度に及ぶものや、その財源となる収入をいいます。将来のため新しい施設の建設したり、老朽化した施設の更新したりするための費用や、企業債の元金償還などです。
※資本的収支の不足額には、これまでの利益などの積立額を充てています。
■財政健全化に関する指標の公表
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、町の財政状況を判断するため「健全化判断比率」と「資金不足比率」を公表します。
※町の比率については、赤字額がない場合「―」で表示しています。(かっこ内は5年度)
▽健全化判断比率
「早期健全化基準」と「財政再生基準」の2段階で財政悪化をチェックするよう基準が設定されており、基準値を上回ると、財政健全化の計画策定など、健全化に向けた改善措置が義務付けられます。令和6年度の富加町の各指標についてはいずれも基準を下回っていますが、今後も健全で安定した財政運営に努めていきます。
(1)実質赤字比率:一般会計などの赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すもの
(2)連結実質赤字比率:全ての会計の赤字と黒字を合算し、町全体としての赤字の程度を指標化したもの
(3)実質公債費比率:借入金の返済額などの大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すもの
(4)将来負担比率:借入金や将来支払う可能性がある負担の大きさを現時点で指標化し、将来の財政運営を圧迫する可能性を示すもの
▽資金不足比率
令和6年度の富加町の全ての公営企業会計で資金不足はなく、健全な財政を維持しています。
資金不足比率:公営企業会計の事業規模に対する資金不足額を指標化したもので、経営状況の深刻度を示すもの

■基金について
条例に基づき設置される「基金」は、言わば「町の貯金」で、予期せず収入が減少または支出が増加した場合や、特定の目的のために資金を積み立てています。臨時の出費や財源不足が見込まれる場合に、基金を取り崩して事業費に充てます。また、基金は将来負担比率の算定にも用いられます。
▽基金残高(令和7年5月31日現在)

■ふるさと応援寄附金の実績
ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)とは、生まれ育ったふるさとを思う方や、町を応援したい方から広く寄附金を募るものです。頂いた寄附金は、寄附された方の思いを実現する事業に充てるため、ふるさと納税基金に積み立てた上でまちづくりに活用しています。
寄附件数:2,423件
寄附総額:6,864万円

問合せ:企画課 企画係
【電話】0574-54-2111
