くらし 令和7年度9月補正予算の概要

市議会9月定例会が9/16(火)から10/14(火)までの会期で開かれ、補正予算などが審議・可決されました。今回の補正予算は、「地域経済の活性化」「文化・スポーツの推進」「安全・安心の確保」「教育・子育て環境の充実」の4つを柱に予算を編成しました。

■地域経済の活性化
清水駅東口周辺地区において、新たな雇用や魅力ある仕事を創出し、周辺市街地と一体となって地域経済の活性化につながるまちづくり・地域づくりを推進するため、当該地区における土地利活用の基本的な考え方を整理します(500万円)。また、清水港周辺への誘客促進や駿河湾フェリーの認知度向上と利用促進を図るため、「河岸の市」と連携した集客促進、清水港・フェリーの魅力発信などを実施します(2,000万円)。その他、清水区三保貝島地区の将来的な活用を見据え、中部電力が所有する土地の譲渡に向けた協議に必要な測量よおび境界確定を行うとともに、譲渡までの間、建設発生土を受け入れるための土地を賃借します(2,650万円)。

■文化・スポーツの推進
東静岡地区に、今後整備が予定されているアリーナ等の来場者や住民が安全・快適に通行・滞在できる空間を創出するため、建設予定地内のペデストリアンデッキをアリーナ建築と一体的に整備します(債務負担行為25億1,000万円)。

■安全・安心の確保
郊外・山間部において、路線バスの廃止・減便により利便性が低下しているため、地域主体の新たな移動手段として自家用有償旅客運送(公共ライドシェア)を導入します(5,700万円)。また、都市部において民間事業者が運営主体となり、利便性が高く、安全かつ快適に移動できる交通サービスを提供する、新たなビジネスモデルの検討・構築に係る実証運行を実施します(3,500万円うち債務負担行為3,050万円)。

■教育・子育て環境の充実
市民や民間企業・団体等の地域社会の力との共働のもと、「(仮称)しずおか地域クラブ活動」の取組を着実に進めるため、2027年9月からの本格実施に向けた試行事業を実施します(880万円)。また、市立小・中学校体育館の空調設備の最適な整備手法や空調方式等を検討するため、モデル校において空調設備を整備します(2億1,000万円)。その他、食中毒や熱中症のリスクを低減させるため、単独調理校方式を採用している清水区の市立小学校の給食調理室に厨房(ちゅうぼう)用空調設備を整備します(6,630万円)

この結果、一般会計補正予算の規模は58億3,026万円の増額で、本年度の予算額の累計は、一般会計が3,972億9,040万円、特別会計と企業会計を合わせた総額では、7,389億2,980万円となりました。

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