健康 在宅医療を知っていますか? 住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく

■在宅医療とは
通院が困難で、入院の必要がない人の自宅に医師が定期的に訪問し、診療を行うことです。医師の指示のもと、医療の専門職によるサービスを受けることができ、また介護サービスと連携し、その人らしい人生や生活を可能な限り最期まで継続できるよう、自宅での生活を支えます。
入院医療や外来医療、介護、福祉サービスと相互に補完しながら、患者の日常生活を支える医療として、国が在宅医療を推進しています。

■自宅で介護を
令和4年度に行った高齢者実態調査では、5割を超える人が「自宅で介護を受けたい」と回答しました。
85歳以上の人口増加が見込まれる中、医療と介護の両方を必要とする高齢者が一層多くなると推計されていることから、三島市においても、在宅医療の要となる、「医療と介護の連携強化」を進めています。

■あなたに介護が必要となった場合、どのように介護を受けたいと思いますか?

○在宅医療の対象
・通院が困難な人
・難病などで療養が必要な人
・慢性疾患などでできる限り自宅で過ごしたい人
・医療的なケアが必要な人など

○在宅医療を受けたいときは(相談先)
・かかりつけ医
・担当の居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)
・各地区地域包括支援センター
・三島市医療介護連携センター

■医療と介護の両方の知識をもつ在宅医療コーディネーターにご相談ください
三島市医療介護連携センターでは、『在宅医療コーディネーター』を配置し在宅医療が必要な人に医師を調整・紹介します。医療と介護の両面から適切なケアを考え、医療機関や訪問看護ステーションなどの医療資源の情報提供を行い、関係者の連携をサポートします。

○三島市医療介護連携センター 長金木昌之さん(金木内科消化器科クリニック院長)
病院での治療だけではなく、在宅での療養や生活支援の必要性がますます高まっていく中、皆さんが「住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる事」をお手伝いします。医療・介護・予防・生活支援を一体的に提供する事を目的として、今後も地域の皆さんを支えていきます。

○在宅医療コーディネーター 杉山恵美子さん
加齢や病気により、誰もが介護や医療を必要とします。「最期まで自宅に居たい。」「家で、大切な人を介護していきたい。」と考えている人は、不安に思う事、何でも相談してください。長い間、訪問看護師をしてきた経験から、よいアドバイスができればと思っています。

三島市医療介護連携センター
住所:南本町4・31三島市医師会館2階
曜日:月曜日~金曜日 ※祝日、8月15日~17日、12月29日~1月3日を除く
時間:午前9時30分~午後4時
【電話】055・957・8151