- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県島田市
- 広報紙名 : 広報しまだ 2025年11月号
[縁の居場所]
思いやりの気持ちによる、住民同士の助け合いは、地域のチカラを強くする。
助け合いとは、お互いに足りないところを補い合うこと。
金谷地区社会福祉協議会(以下、金谷地区社協)が運営する駄菓子屋ぽれぽれ堂は、子どもたちにとって、地域の居場所である。その一方で、その存在は、子どもだけが恩恵を受けているわけではない。運営をするボランティアスタッフたちも、やりがいを見つけ、生き生きと活躍している。
■INTERVIEW
金谷地区社会福祉協議会 会長 加藤洋一(かとうよういち)さん
駄菓子屋ぽれぽれ堂は、金谷地区社協が主体となって運営する子どもたちの居場所です。毎週水曜日と土曜日にオープンし、昔ながらの駄菓子やくじを販売。その他にも、工作、ゲーム、将棋の対局、プログラミング体験など、子どもたちが楽しめるコンテンツが満載です。限られたお金を握りしめた子どもたちは、その中でどの駄菓子を買おうか考えます。お金の大切さ、社会性なども勉強できるようにスタッフも接しています。
運営するスタッフは、皆さんボランティアです。第一線で活躍されていた人ばかりで、長い人生の中で得られた経験を、惜しみなく発揮されています。それが子どもたちにとって、学校や家庭では得られない知識や経験を学ぶ場になることを期待しています。
■VOICE 私たちの生きがいになっています
ボランティアの声
普段、関わりが少ない子どもとの交流は、多くの刺激をもらいます。子どもの居場所作りをしているスタッフですが、一方で私たち自身の生きがいにもなっています。地域の中で、世代を超えた交流は、双方にメリットがあると感じます。
■VOICE 人見知りが無くなったかなと感じます
参加者の声
家庭や学校以外で、子どもたちが大人と関わる機会はほとんどありませんでした。幅広い世代のボランティアさんが関わってくれるので、子どもたちの人見知りも無くなったかなと感じます。遊びに行ってる間、私自身の時間が取れるのもありがたいですね。
■駄菓子屋ぽれぽれ堂
日時:水曜日午前10時〜午後4時30分、土曜日午前10時〜正午
場所:金谷地区社会福祉協議会(金谷宮崎町2086-2)
内容:子どもたちの買い物体験(駄菓子の販売)、工作体験、将棋の対局、プログラミング体験など
対象:どなたでも
※詳しくは、金谷地区社協(【電話】080-9491-5252)にお問い合わせください。
