くらし 焼津が元気に‐市の未来に活用されています‐ふるさと納税
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- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県焼津市
- 広報紙名 : 広報やいづ 2025年8月1日号
本市では、「ふるさと納税制度(下記の用語解説を参照)」を活用し、「子育て・教育」をはじめ、「観光・交流・産業」や「健康・福祉」、「防災・治水」の4つの分野で地域振興を図っています。本市のふるさと納税寄付受入金額の推移や活用先などを紹介します。
寄付金の使い道や返礼品などについて、「焼津市ふるさと納税特設サイト」にも、詳しい情報を掲載しています。
■ここに注目! 119億円を突破し「全国トップクラス」
▼受入額・受入件数ともに過去最高に
本市の令和6年度の「ふるさと納税寄付受入金額」は過去最高額となる119億700万円超となりました(右表を参照)。2年連続の100億円超は県内初となる快挙で、全国トップクラスの寄付受入金額となりました。県内では6年連続の1位となる見込みです。
また、寄付受入件数も過去最多の約80万件となるなど、全国の皆さんから「選ばれるまち」となっています。
〔表〕焼津市のふるさと納税寄付受入額・寄付受入件数の推移
▼焼津市が選ばれる理由
「魚のまち」として全国に名が知られており、マグロやカツオをはじめとする新鮮な海産物を返礼品として受け取れることなどが大変好評で、全国から多数の寄付が寄せられています。その他にも、市内で製造されるビールなどが人気を博しています。
▼協力事業者を募集しています
市では、ふるさと納税制度で市や特産品などの魅力をPRするため、寄付者に返礼品として商品またはサービスを提供する事業者(協力事業者)を募集しています。
協力事業者の要件:市内に事業所などがある法人や個人事業者 など
返礼品の要件:焼津のPRにつながる商品で、市内で生産・製造・加工、サービス提供などがされており、総務省の地場産品基準を満たしている商品
※協力事業者や返礼品には、この他に要件があります。詳しくは市ホームページを確認するか問い合わせてください。
○用語解説 ふるさと納税
ふるさと納税は、「納税」という言葉がついていますが、実際には自治体への「寄付」のことを指します。寄付を通じて地域を応援することができる制度です。
応援したい自治体にふるさと納税(寄付)すると、個人住民税などから寄付額に応じた税額が控除されます。また、自治体によってはそのお礼として地場産品を送っています。ただし、寄付者が住んでいる自治体にふるさと納税(寄付)をしても返礼品をもらう事はできませんのでご注意ください。
焼津市では、国の「ふるさと納税制度」の指定を受け、ふるさと納税の返礼品制度を活用して、地場産品のPRを行いつつ、産業振興に取り組んでいます。
■ここに注目! まちの元気に活用しています
全国の皆さんからいただいた寄付金は、経費を除いた約半額を「焼津市ふるさと寄附金基金」へ積み立て、寄付者の思いを実現するために以下の4つの分野に活用しています。
また、多くの市民の皆さんが利用される市内の公共施設が、将来にわたり安心して利用できるよう、施設の改修など未来の負担を抑えるためにも利用していきます。これまでの具体的な活用事業を紹介します。
「子育て・教育」
▼子育て支援設備の整備
○のびのび遊び、学べる環境を整備
子育て支援の拠点施設として「ターントクルこども館」を整備したほか、市立幼稚園への遊具の設置や、新たに設置する(仮称)豊田地区令和新公園への活用など、子どもたちが安心して遊び、学べる環境を整えています。
▼小中学校の環境整備
○体育館エアコン整備・全校舎トイレの洋式化
今年度で全小中学校22校の体育館へのエアコン設置が完了します。体育館は授業だけでなく、災害時の避難所としても使用されます。
また、全小中学校校舎のトイレの洋式化についても今年度で完了します。
「観光・交流・産業」
▼交流拠点の整備
○「豊田地域交流センター」などを建て替え
市民の皆さんの交流拠点として、「豊田地域交流センター(令和8年度開館予定)」や「焼津体育館(令和9年度開館予定)」の建て替えを進めています。
▼にぎわいづくりに活用
○大型イベント開催や文化財などの整備
四季折々のイベントをはじめ、焼津のにぎわいづくりや観光客の誘致のために寄付金を活用しています。
また、「ととゆ(市役所本庁舎前足湯)」の整備や文化財などの整備にも活用しています。
「健康・福祉」
▼市民の健康増進
○「健康見える化コーナー」などを整備
市民の誰もが健康でいきいきと暮らすことのできるまちを目指し、市役所大井川庁舎1階に「健康見える化コーナー」を整備しました。ここでは8つの健康機器を用いて無料で健康チェックを行っています。
その他、将来の医療機器整備への備えなどにも活用しています。
「防災・治水」
▼防災・減災対策
○「潮風グリーンウォーク」などを整備
地震・津波の減災と海岸の魅力を再発見する施設として整備を進めてきた「潮風グリーンウォーク(延長約5.1キロメートル)」が来年3月に完成します。
その他、道路の安全確保のため、転落防止柵や道路反射鏡(カーブミラー)などの交通安全施設を整備するなど、防災や治水、安全対策にも活用しています。
問合せ:
ふるさと納税の事業者募集について…ふるさと納税課【電話】626-9406
ふるさと納税の活用について…財政課【電話】626-2142