- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県焼津市
- 広報紙名 : 広報やいづ 2025年10月1日号
『怪談』などの作品で知られる明治の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は焼津と縁のある人物です。
NHKで放送されている、連続テレビ小説「ばけばけ」は八雲の妻・セツをモデルにした物語です。
放送を機に、市内で盛り上がる八雲に関するさまざまな企画などを紹介します。
問合せ:焼津小泉八雲記念館(三ケ名1550 焼津市文化センター内)
【電話】620-0022
■広がる八雲ブーム
▼八雲グッズや料理が好評販売中
市内では、「ばけばけ」の放送を機に、八雲にちなんだ水産加工品や菓子、お土産、料理などが多数開発されています。
地域が一体となり、八雲を通して「焼津の魅力」を全国に発信することで誘客や地域の盛り上がりにつなげています。
※詳しくは焼津市観光協会ホームページを確認するか問い合わせてください。
○小泉八雲のひ孫 小泉(こいずみ)凡(ぼん)さん
八雲が著した『怪談』は、世界のアーティストたちの多彩な表現で現代によみがえっています。作品に底流する「つながりの感覚」が求められているのでしょう。多くの方に焼津の海を訪れて、自然とのつながりを感じて欲しいです。
問合せ:焼津市観光協会
【電話】626-6266
■プレゼントキャンペーン
市公式LINE(ライン)では、八雲に関連する人気商品などの詰め合わせが当たるプレゼントキャンペーンを実施します。
抽選参加資格:10/10(金)11:00までに市公式LINEの友だち登録を完了させる
応募期間:10/10(金)正午~13(祝)
景品:「小泉八雲の人気商品詰め合わせ(5,000円相当)」を50人にプレゼント
※詳しくは市ホームページを確認するか問い合わせてください。
問合せ:シティセールス課
【電話】631-6849
■おすすめスポット
▼浜通り
八雲が焼津に滞在していた魚屋・山口(やまぐち)乙吉(おときち)の家があった通り。
八雲にちなみ、「八雲通り」とも呼ばれ地元の人々に親しまれています。
焼津の水産漁業発祥の地でもあります。
所在地:北浜通・城之腰・鰯ヶ島
▼焼津神社
八雲の散歩コースの1つでした。
また、八雲は毎年8月12日と13日に行われる焼津神社の大祭に関心を抱き、作品『地域社会の祭り』(『日本』所収)でそのことを紹介しました。
所在地:焼津2-7-2
▼海蔵寺
焼津で取材した実話をもとに記された八雲の作品『漂流』に登場する寺。荒れ狂う海で1枚の板子(船の材木)にしがみつき、命を拾った主人公・天野(あまの)甚助(じんすけ)は、その板子を海蔵寺に奉納しました(現在は焼津小泉八雲記念館に展示)。
所在地:東小川6-21-4
■熊野神社
八雲が山口乙吉と一雄(かずお)(八雲の長男)、書生とともに熊野神社へ出かけた際、本殿の裏手で乙吉と書生だけが地面が火のように熱くなる不思議な体験をしたというエピソードが残っています。
所在地:東小川5-9-3
▼和田浜(石津浜)
八雲は新屋の海が荒れていると、波の静かな和田浜(石津浜)まで出掛けて水泳をしました。
和田浜に行く途中、茶店「小川屋」でラムネを飲むことが、八雲と一雄にとって焼津での楽しみだったそうです。
所在地:石津・田尻北・田尻
※この他の「おすすめスポット」は市ホームページで紹介しています。
■特別イベント ※参加無料。
▼特別展「焼津/YAIDZU(やいづ)、心の避暑地-八雲と家族の夏日記」
八雲が愛した「夏の焼津」で紡がれた人々との交流や家族との絆を、貴重な展示品で紹介します。
日時:令和8年4/19(日)までの9:00~17:00
※月曜日休館(月曜日が祝日の場合は翌平日が休館)。
会場:焼津小泉八雲記念館
▼ドライブスタンプラリー「小泉八雲ゆかりの地・焼津の魅力満載」
八雲商品など豪華賞品が抽選で当たる、デジタルスタンプラリーです。
期間:10/31(金)まで
※参加には、スマートフォンが必要です。
※詳しくは焼津市観光協会ホームページを確認するか問い合わせてください。
問合せ:焼津市観光協会
【電話】626-6266
▼子ども科学教室2025「小泉八雲~自然と異界を愛した作家~」
八雲のひ孫・小泉凡さんが、八雲が暮らした松江の風景や焼津との関わり、日本各地に伝わる怪談など、八雲の世界を紹介します。
プラネタリウムの迫力ある演出で、子どもから大人まで楽しく学べます。
対象:小学生以上
日時:11/29(土)13:30~15:00
会場:ディスカバリーパーク焼津天文科学館プラネタリウム
講師:小泉凡さん(焼津小泉八雲記念館名誉館長)
定員:165人(申込順)
申込方法:10/5(日)13:00以降に申し込みフォームで
申込・問合せ:ディスカバリーパーク焼津天文科学館
【電話】625-0800