スポーツ かけがわこの人 The person of Kakegawa 131

■10月に市長へ表敬訪問!!
ブラインドテニスプレーヤー 塩澤 晴文さん(久居島)
ブラインドテニスがとても楽しいです。この楽しさをプレーを通じて日本全国、全世界に発信していきたいと考えています。
そして、今年こそは世界大会で優勝して掛川の地に金メダルを持って帰って来たいと思っています。もしよかったら頭の片隅にでも、このブラインドテニスのことを置いておいてくれたら嬉しいです。これからまだまだ頑張ります。

■ブラインドテニスで世界へ
鈴が入ったスポンジボールを使い、全盲クラスでは、その音だけを頼りにボールの位置やバウンドの高さを感じ取り相手のコートに打ち返す日本発祥のスポーツ、ブラインドテニス。
そんなブラインドテニスの舞台で国内大会優勝や、世界大会準優勝を果たすなど活躍しているのが塩澤晴文さんです。中学の終わりごろから徐々に視力を失いはじめた塩澤さん。福祉関係者から市内でブラインドテニスをやっていると聞いたことをきっかけに、2016年12月から同スポーツを始めました。初めて練習に参加した際にボールをたくさん当てることができ、楽しさを覚え「しばらくやってみよう」と思いました。
今では多くのテニス仲間ができ、週2回市内外での練習や、年数回国内外の大会に出場し、日本ブラインドテニス連盟男子クラスのランキングでは約300人の中で、2年以上1位を取り続けています。
絶好調に感じる塩澤さんですが、昨年はサーブが入らなくなるという不調が続きました。テニス仲間に映像を撮ってもらい過去の映像と比較し、違いを教えてもらうなど修正を重ねていきました。「人のプレーを見て直すことができないので、1回不調になると戻すのが大変。何が悪いのか、1つずつ探り探りやっていかなければならなかったが、ようやく回復してきた」と振り返ります。
今後の目標は、世界大会優勝とブラインドテニスの国内普及推進を掲げる塩澤さん。さらなる活躍に期待が高まります。