- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県藤枝市
- 広報紙名 : 広報ふじえだ 令和7年11月号
■藤枝市の家計簿〜 幸せになるまち〟の実現へ〜
令和6年度に市民の皆さんに納めていただいた税金は、よりよい市民生活を実現するために、さまざまな形で活用しました。税金の使い道などを市民の皆さんに知っていただくために、令和6年度決算をお知らせします。
■一般会計
◆歳入

▽総務費・教育費
市制70周年・藤枝サッカー100周年記念事業費 8,488万円
昨年は市制施行70周年とサッカーのまち100周年という大きな節目を迎え、本市出身で作曲家・ピアニストの松谷卓さんの記念コンサートなど多くのイベントを実施しました。また、VRなどの最新のデジタルコンテンツを活用し、幅広い年代の人が楽しむことができる体験型のサッカーミュージアムを開設しました。グランドフィナーレでは、藤枝MYFC・藤枝東高校のスペシャルチームと人気YouTuberオールスターズによるサッカー記念試合や、市民の皆さんと作り上げた「蹴球都市ネクストサッカーリレー100動画」の放映を実施しました。
▽財政健全化判断比率
本市の財政状況を、地方公共団体の財政状況を判断する5つの指標でみると、いずれの項目も早期に改善しなければならない基準を下回り、健全な状態です。

◎←健全度→×
◆歳出

民生費:みわ保育園整備事業費 4億3,281万円
保育環境の充実を図るため、みわ保育園の建て替え工事を実施し、令和7年4月に新園舎での運営を開始しました。
民生費:こども医療費の助成 6億7,515万円
令和6年10月診療分から0歳~18歳の通院時の自己負担額および入院時の食事療養費の自己負担額を無料とし、こども医療費の完全無償化を実現しました。
・歳出は、令和5年度より約14億8,535万円増
主な要因としては、新学校給食センター整備事業費などにより教育費が19.5億円増加したことや、定額減税補足給付金などにより民生費が13.7億円増加したことが挙げられます。
・歳入は、令和5年度より約7億6,597万円増
主な要因としては、新学校給食センター整備や新陶芸センター整備のため、市債が10.1億円増加したことや、地方特例交付金が6.5億円増加したことが挙げられます。
■財政用語解説
◆歳入
▽自主財源
市税や市の施設の使用料など、市が独自で調達できるお金
市税:市民税や固定資産税など、市民の皆さんが納めた税金
諸収入:貸付金元利収入など
繰越金:前年度から本年度へ持ち越したお金
繰入金:基金から繰入れたお金など
その他:寄附金、公共施設の使用料、各種手数料など
▽依存財源
地方交付税や国・県支出金など、国や県から交付されるお金
国庫支出金・県支出金:市の特定の事業に対し、財源の一部として国や県が支出するお金
地方交付税:地方の財政格差をなくすため、国から地方公共団体へ交付されるお金
市債:道路や公共施設を整備するために、国や銀行などから長期にわたって借り入れるお金
地方消費税交付金:消費税のうち地方消費税として一定の基準により国から配分されるお金。(消費税増税による増収分は、社会保障経費に充てます。)
その他:地方譲与税、地方特例交付金、法人事業税交付金など
◆歳出
民生費:高齢者福祉や障害福祉、児童福祉などの経費
総務費:総務管理や企画・税務事務などの経費
土木費:道路や公園の施設整備・維持管理などの経費
衛生費:ごみ、し尿処理、予防接種、健康診断などの経費
教育費:学校や図書館などの改築・維持管理などの経費
公債費:市の借金などの返済経費
労働費:労働対策などの経費
農林水産業費:農林業の振興などの経費
消防費:消火・救急活動などの経費
その他:商工費、災害復旧費、議会費など
