- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県御殿場市
- 広報紙名 : 広報ごてんば 令和7年9月20日号
名称:鮎沢の祈祷三番(きとうさんば)(市指定無形民俗文化財)
所在地:鮎沢
鮎沢の祈祷三番は、10月最終土曜日の鮎沢神社例祭の宵宮(よいみや)に鮎沢神社拝殿で奉納されます。鮎沢では三番叟(さんばそう)を「祈祷三番」といい、人が舞う三番叟としては、現在市内で唯一継承されている民俗芸能です。
いつからはじまったのか、はっきりと分かりませんが、江戸時代後期頃と考えられ、疫病退散などの祓いの目的があったのではと推測されます。明治30年代初めに一度中断されましたが、大正8年に腸チフスが大流行したことにより、疫病を免れるため翌年再興されました。この祈祷三番は、再興三番、復活三番とも呼ばれたといいます。
当日は、奉納関係者が神前にて拝礼し、面捌(めんさばき)が座固(ざがた)め(清め)を行い、舞台、奉納関係者を清めます。
座も身もすべて清められた後、囃子(はやし)や謡(うたい)にあわせて千歳(せんざい)・翁(おきな)・三番(さんば)の舞が奉納されます。
《御殿場資料館》
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※広報紙P.11に二次元コードを掲載しています。
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