- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県下田市
- 広報紙名 : 広報しもだ 2025年9月号No.797
■寝たきりになって寿命を縮めないために
FLSチーム事務局 杉本 裕一
当院が所属する賀茂地区では、高齢化が急激に進んでいます。加齢にともない歩行能力は低下し、骨密度も低下することから、「転倒による骨折のリスク」は増大します。
「※脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこっせつ)」を起こした後に適切な治療を実施されないと、連鎖的に骨折を起こし寝たきりや要介護等につながる危険性が高まります。また、健康寿命は勿論のこと、寿命自体も縮まります。
当院では、整形外科常勤医師(岡林医師)が2024年4月に着任した事に伴い、地域の二次骨折(脆弱性骨折を発症した患者さんが、再び骨折を起こすこと)防止を目的として、「骨折リエゾンサービス(FLS)チーム」を結成しました。FLSチームとして、患者さんの「生活の質」を維持するよう医療サービス等を提供してサポートをしていきます。詳細は当院ホームページをご確認頂ければと存じます。
尚、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)であるか否かを「骨粗鬆症検診」で調べることが可能です。今年度対象の方へは、市役所市民保健課健康づくり係より通知が送付されています。詳細は、健康づくり係(【電話】22-2217)にお尋ねください(40~70歳の女性が5年毎に受けられます)。
骨粗鬆症検診にて要精密となった場合、当院整形外科外来での受診も承っています。(予約制となります)
※脆弱性骨折:骨量の減少や骨質の劣化によって骨強度が低下し、軽微な外力(立った姿勢からの転倒した程度)によって発症する骨折のこと
問合せ先:下田メディカルセンター
【電話】25-2525