その他 すそのびと No.69

◆第19回全国高等学校囲碁選抜大会に出場
太田拳斗(けんと)さん(呼子・17歳)

全国高等学校文化連盟囲碁専門部東海ブロック大会で個人戦と団体戦の両方で優勝した太田さん。3月には大阪商業大学で開催された第19回全国高等学校囲碁選抜大会に出場しました
太田さんは、加藤学園高校の囲碁将棋部に入ってから囲碁を始めました。練習は本を読んで研究をするほか、インターネットの囲碁対局で腕を磨いています。
「これまでに2,700局以上、インターネットで対局をしています。対面での対局では、これほどの経験をすることはできません。対局後はAIを使って棋譜(きふ)を分析し、自分の直すべき部分を探しています。やる気さえあればいくらでも強くなれます」と熱意とデジタル技術で短期間の上達を成し得たことを話しました。
「囲碁は盤面が広いため作戦の幅が広く、盤面全体を見て戦略を組み立てていくゲームです。囲碁は将棋と違い、一度劣勢になっても逆転できるチャンスがあるのが魅力です。しかし、1,000万人を超えていた囲碁人口は、今では120万人まで減少しています。4月から東西公民館で開催される『あすなろ囲碁講座』の手伝いを始めるので、大好きな囲碁の魅力をもっと広げていきたいです」と囲碁への想いを話しました。