子育て 特集 みんな大好き学校給食
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- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県伊豆の国市
- 広報紙名 : 広報いずのくに 令和7年6月号
学校給食は、子どもたちの健やかな成長を支える大切な存在です。豊富な食材が使われ、栄養バランスの取れた献立が毎日提供されています。
この特集では、学校給食の調理から子どもたちの元へ届くまでに密着。給食センターで給食ができるまでの過程や子どもたちが給食を楽しむ様子、そして栄養教諭の思いなどをお伝えします。安全で安心の給食を支える調理の現場と、子どもたちの笑顔があふれる学校給食の世界を一緒にのぞいてみましょう。
そして、これからも子どもたちのために、魅力あるおいしい学校給食を提供していきます。
協力:長岡南小学校3年1組の皆さん
※この特集では、伊豆長岡地区・大仁地区の幼稚園・小学校・中学校の給食を調理している伊豆長岡学校給食センターを取材しました。
■給食ができるまで
01 検収
納入業者から食材を受け取り、下処理工程や冷凍・冷蔵庫へ運びます。
✓市内業者を中心に契約
✓食材の状態・数量を確認
02 下処理
野菜の皮むきや洗浄作業、肉や魚の下味をつける作業などを行います。
✓野菜は3度洗いで汚れをしっかりと落とす
03 調理(1)
下処理した食材を切り、回転などの器具を使いながら調理します
✓野菜も加熱調理して提供
(生野菜は原則提供しない)
04 調理(2)
揚げ物、あえ物の調理も進めていきます。味付けも行い最終調整をします。
✓配送中に味が染み込んでいくことも考慮して味を調節
05 配缶
各クラスごと決められた量になるよう計量し食缶に分け入れます。
✓出来たてを提供するため時間を逆算して調理
06 配送
トラックで各幼稚園・学校へ配送し、子どもたちの元へ届けます。
✓保温機能に優れた食缶で温かい(冷たい)まま提供
子どもたちの元へ
■三色食品群
食品を、体内での働きや特徴によって、赤・緑・黄の3つの色に分類したものが三色食品群です。
▽体をつくる「赤」
魚類、肉類、豆類、乳類、卵類
▽体の調子を整える「緑」
野菜類、藻類、果実類
▽エネルギーのもとになる「黄」
穀類、油類、砂糖類、いも類
■今日の献立
※取材時(5月9日)の伊豆長岡学校給食センターの献立
▽納豆あえ
納豆、かつお節、海苔(のり)
ホウレン草、ニンジン
砂糖
▽麦ごはん
コメ、麦
▽きびなごフライ
きびなご
小麦粉、パン粉、油
▽牛乳
牛乳
▽肉じゃが
豚肉
ニンジン、玉ネギ、グリンピース
砂糖、しらたき、ジャガイモ
■子どもたちの笑顔のために
伊豆長岡学校給食センター 栄養教諭
日𠮷(ひよし)真弓(まゆみ)さん 井出(いで)心美(もとみ)さん
私たち栄養教諭の仕事は、毎月の献立づくりはもちろん、食材発注や衛生管理、子どもたちへの食育指導など多岐にわたります。
献立づくりでは、栄養バランスを意識しています。また、給食を楽しんでもらえるように、食材価格が高騰する中でも、地元の食材や季節の食材を多く使ったり、行事に合わせたメニューを取り入れたりと工夫しています。
一番大切にしているのは衛生管理です。子どもたちが安全に、安心して食べられるように、手洗いの徹底から、調理工程ごとに部屋を分ける、靴やエプロンを変えるなど、細部にまで注意して調理しています。
そして、できるだけ手作りにこだわり、愛情を込めて調理しています。全ては子どもたちの笑顔のため。だからこそ、「おいしかった」と言ってもらえることが何よりの喜びです。
各学校HPに献立を掲載しています