- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県小山町
- 広報紙名 : 広報おやま 令和7年11月号
『まちづくり公社おやま』
小山町長 込山正秀
町が全額出資した「株式会社まちづくり公社おやま」が4月から事業を開始した。会社の目的は次の4点だ。
(1)ふるさと納税返礼品の新規開拓や対応
(2)DMO(観光地域づくり法人)の指定を国から受け、地域の「稼ぐ力」を引き出し、観光地域づくりの司令塔となること
(3)DXの推進 プレミアム商品券・デジタル地域通貨「KINCA」が一例
(4)まちづくり事業 こちらはまだ動きは見えず、これからだ
まちづくり公社は鮎沢川沿いの旧するがおやまこども園を事務所にしている。この施設を改修する案が持ち上がり、既に国からの交付金の内示を受けた。計画では、町の新たな特産品に育ってきたアトランティックサーモンを、3枚におろしたうえで販売したり、ふるさと納税の返礼品にしたりする予定だ。
もう一つ進行しているのが、小山町の水と米を使ったクラフトビールのプロジェクトだ。醸造所開設に向け、現在は他所に米と水を持ち込み、試作を重ねている。評価は上々で、期待が持てる。
まちづくり公社の取り組みが、成美地区の活性化の先達(せんだつ)になることを願っている。
