- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県岡崎市
- 広報紙名 : 市政だより おかざき No.1439 2025年8月号
■木材利用を一歩先へ。岡崎市地域おこし協力隊
野田 慎治(のだ しんじ)さん
令和7年4月就任。神奈川県厚木市から移住。
デジタル技術を活(い)かし、岡崎の木材利用の推進に取り組む。
野田さんが地域おこし協力隊に応募したきっかけは、現在も在住する毛呂町に、仕事で2週間滞在したことでした。「滞在中に出会った人や自然環境が豊かな岡崎の森林に惹(ひ)かれていく中で、ちょうど募集があったので運命を感じて応募しました」と振り返ります。そんな野田さんの原点は、大学時代の活動にあります。地域の森林資源を使った大型木製遊具の製作、こどものための木工体験などの活動を行う中で木材加工に魅了され、デジタル技術を駆使したものづくりの道に進むことを決意しました。
これからの活動目標には岡崎の木材利用の推進を掲げており、「木材を使うことが、植える・育てる・使うというサイクルを回し健全な森林を保つことにつながる」と話します。「まずは自分が様々なものを製作することで、木材の使い道のバリエーションを市民のみなさんや、企業、工務店などに知ってもらいたいです。そして岡崎の木材が使いたい、岡崎の木材で作られたものが欲しいと思ってもらい、木材利用を増やすことにつなげたい」と決意を語ります。
豊かな森林を持つ岡崎に、木材利用の未来を感じている野田さん。他の自治体のモデルケースになるように頑張りたいと熱く語る野田さんの使命感と情熱が、岡崎の木材利用を一歩先へ進める扉を開くことでしょう。
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@shida.factory
「地域おこし協力隊」は、過疎化や高齢化が進む地域の活性化、定住促進を目的として、地域の元気づくりなどに取り組んでもらい、地域力の維持・強化を図る国の制度です。