くらし 久世市長 所信表明

■やれない理由を並べるのではなく、やれる可能性を探す!新しいことにチャレンジ!オール半田で取り組む!
久世市長 所信表明

◯はじめに
市民のみなさまからご支持をいただき、引き続き、半田市政の舵取りを担わせていただきます。
私は、これまで時間の許す限り地域に出向き、市民のみなさまとの対話を大切にしてきました。2期目においても1期目以上に地域に出向き、みなさまとの対話でいただいたご意見、肌で感じ取った地域の実情を市政に生かし、これからの4年間、みなさまのご期待に誠実に応えられるよう、初心を忘れず、新たな決意と情熱をもって、市政運営に全身全霊で臨みます。

◯「選ばれるまち・半田市」へ
人口減少が進む我が国において、人は今、自分らしく生きられる場所を見極め、まちを選ぶ時代に入りました。その選択の積み重ねが、地域の未来に大きな違いを生みはじめています。選ばれなかったまちからは、人が離れ、仕事が減り、地域を支える力が失われていきます。まちの衰退は、私たちの暮らしの豊かさや安心をも奪いかねません。今まさに、まちの命運が分かれる岐路に立たされていると感じています。
だからこそ、避けることのできない人口減少という現実に対して、課題解決に向けた取組を強力に推進していく必要があります。
このような思いから、2期目では「住む人」「働く人」「訪れる人」から「選ばれるまち・半田市」という大きなテーマを掲げました。半田に集う人が繋がり、その輪を広げることで、新しい力が生まれ、まちづくりに活かすことで、活力あるまちを作ります。
どのような立場や状況の人も温かく迎え入れられ「このまちなら、自分らしく生きられる」と感じられる。それが、私が描く“選ばれるまち”の姿です。限られた財源の中でも知恵を絞り、すべての声に耳を傾け、どの課題にも真摯に向き合い、真正面から取り組みます。半田市がこれから先も「住む人」「働く人」「訪れる人」、関わるすべての人から“選ばれるまち”であり続けられるよう、全力を尽くします。

◯「選ばれるまち・半田市」の実現に向けた取組
《その(1) 『住む人』への取組》
「住む人」には、安心して働き、子育てできる環境を作ることで「はたらく親を応援するまち」の実現、ICTの活用やこどもの居場所の整備などを行うことで自分らしさと夢をはぐくむ「教育」の充実、“ふだんのくらしのしあわせ”を感じられる「福祉」や上下水道など生活インフラの整備を進めます。

《その(2) 『働く人』への取組》
「働く人」には、働くことと子育ての両立ができる環境整備、市長トップセールスによる企業誘致、新しく事業を始めたい人がチャレンジしやすい環境づくりなど、雇用・働く場を守ります。

《その(3) 『訪れる人』への取組》
「訪れる人」には、山車・蔵・南吉・赤レンガなどの半田の素晴らしい歴史・文化を、保存・継承に留まらない活用、醸造・発酵文化の発信なども含め、半田の魅力を全国に伝えてまいります。また、名鉄の高架、道の駅整備、衣浦大橋6車線化など周辺の自治体から訪れやすい交通網の整備を進めます。
・発酵食文化PR冊子「発好倶楽部in半田」
・発酵食文化を楽しめるスポットを紹介する「半田で巡る発酵の旅MAP」

◯さらに
本市の持続的な発展のために、これまでも取り組んできた「中心市街地の活性化」や「6次産業化に向けた農業者支援」なども、1期目に引き続き、強力に推進します。
それ以外にも、社会情勢を注視しながら、必要であれば慣例にとらわれずにスピード感をもって、すべての課題に真正面から取り組みます。

◯おわりに
「住む人」「働く人」「訪れる人」など、関わるすべての人の力を結集し、市民のみなさまと共通の目標と意識を持って、ともに歩み、対話を重ねていくことで、「選ばれるまち・半田市」を目指していきたいと思っています。