イベント 生誕150年記念 半田生まれの文士「小栗風葉(おぐりふうよう)展」

小栗風葉は明治期に活躍した小説家で、明治8年に愛知県半田町で生まれました。上京した後には「金色夜叉(こんじきやしゃ)」や「二人女房(ににんにょうぼう)」などの作品を残した尾崎紅葉(おざきこうよう)の門下生となり、泉鏡花(いずみきょうか)、徳田秋声(とくだしゅうせい)、柳川春葉(やながわしゅんよう)とともに紅葉門下の四天王と呼ばれました。半田の醸造家を舞台とした「亀甲鶴(きっこうづる)」は幸田露伴(こうだろはん)の推奨を受けて出世作となり、その後も「恋慕(れんぼ)ながし」「鬘下地(かつらしたじ)」などの力作を発表して文壇での地位を確立します。明治38年からは読売新聞に「青春」を掲載し、学生を中心に大変な評判となり生涯の代表作となりました。明治42年には未完となっていた紅葉の「金色夜叉」の続編「終篇金色夜叉」を刊行しています。風葉の絢爛たる美文は高く評価され、「小紅葉」とも称せられました。
本展では、小栗風葉の原稿や書簡、作品が掲載された単行本や文芸雑誌などを展示し、風葉の生涯や作品、周辺人物などを紹介します。
とき:9月20日(土)~11月3日(祝)
場所:博物館2階 特別展示室

◎来場者には『記念しおり』をプレゼント
※一度の来館につき一人1枚まで。無くなり次第終了します。

■関連イベント
◇ギャラリートーク
小栗風葉についてわかりやすくご紹介します。
とき:9月28日(日)14時~14時30分
場所:博物館2階 特別展示室

◇企画展関連講座「ブックケースを作ろう」
明治期から流通した洋装本の歴史を学びながら文庫本のブックケース(外箱)を作ります。お気に入りの文庫本にケースを作ってみませんか。
とき:10月19日(日)13時30分~15時30分
場所:博物館2階 第1会議室
対象:小学5年生以上(小学生は保護者同伴)
定員:15名(先着順)
持ち物:
・筆記用具
・はさみ
・カッターナイフ
・定規
・文庫本
料金:300円
申込み:9月7日(日)から30日(火)に申込フォームからお申込みください。
※申込みフォームは広報紙18ページのQRコードをご覧ください。

問合せ:博物館
【電話】23-7173
ページ番号:1010112