- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県刈谷市
- 広報紙名 : かりや市民だより 令和7年4月1日号
刈谷市長 稲垣 武
能登地方では、昨年の地震から1年以上が経過した現在も、仮設住宅での生活やライフラインの復旧作業が続いている状況にあり、復興へ向け一層のスピード感が求められています。現在、国において、防災庁設置に向けた準備が進められる一方で、都市と地方が相互につながり、高め合う社会の実現を目指し、安心・安全を支える防災対策や若者・女性にも選ばれる地方づくりなど「地方創生2.0」に向けて動き始めました。
そのような中、本市は、市制施行75周年を迎えます。昭和25年に人口約3万人でスタートした本市は、平成28年に15万人を超え、大きく成長してまいりました。本市の発展に尽力された多くの先人たちのたゆまぬ努力によるものであり、これを継続し、未来へつなぐ節目の年にしてまいりたいと決意を新たにしております。
市制施行75周年のキャッチフレーズは、市民公募により選定した「わたしたちの夢と共にはばたくかりや」であります。このキャッチフレーズは市内小学生の作品が採用され、ロゴマークも市内中学生のデザイン案を基に制作いたしました。このキャッチフレーズとロゴマークを積極的に活用し、75周年の機運を盛り上げてまいります。
主な記念事業としまして、11月1日に、屋外音楽フェス「KARIYA 大演会」を亀城公園エリアで開催します。地域の飲食店や企業などと連携しフェスを盛り上げてまいります。また、市制施行70周年で開催予定であった「NHKのど自慢」を5年越しに開催するなど、市民の皆さまに楽しんでいただけるよう取り組むとともに、活力ある地域づくりに取り組んでいただいている自治会などを支援し、地域における多様な主体との連携がさらに深まるよう努めてまいります。
昨年のパリオリンピックでは、競泳競技で入賞された刈谷南中学校出身の平井瑞希選手、富士松中学校出身の村佐達也選手など、本市ゆかりの5選手に市民栄誉賞(スポーツ功労賞)を贈呈させていただきました。
今後も、市民の皆さまが「元気」に、「笑顔」で、未来へ「希望」が持てるよう、「人が輝く安心快適な産業文化都市」そして、「日本一安心安全なまち刈谷+にぎわい」の実現を目指してまいります。
◆まちづくりの基本方針
○都市基盤…安心して暮らし続けられる快適なまちづくり
○教育文化…生涯にわたって学び地域への愛着を育むまちづくり
○産業環境…人と技術でにぎわいを創り未来につながるまちづくり
○福祉安心…支え合い誰もが安心して暮らせるまちづくり