くらし 【特集】農業の未来を創る(1)

私たちの生活を支える農業。しかし、決して当たり前にあり続けるものではありません。
農業の未来を創っていくために、「知る」「守る」「作る」「支える」など、私たちが農業に関わっていくことが大切なのです。

■農業を知る
農業への関わり方は、人それぞれ。
でもまずは、西尾の農業を知ることが大切です。

西尾では、抹茶や米、小麦、キュウリ、イチゴ、カーネーションなど多種多様な農産物が、1年を通して栽培されています。そんな西尾の農業は、主に2つの要因で発展を続けてきました。

▽農業に適した風土
1つ目は、農業に適した風土です。矢作川がもたらす肥沃な土地と温暖な気候は、農産物の栽培に最適。古くから米作りが行われ、1881年の明治用水開通により、安定して水が供給されるようになると、ハウス栽培なども盛んになり、県内でも有数の産出額を誇る一大農業地帯へと発展しました。

▽農業技術の継承
2つ目は、伝統的な農業技術の継承です。先人たちは、試行錯誤を続け、西尾の気候や風土にあった栽培方法を確立し、磨きあげてきました。その知恵と努力の結晶は、時代に合わせて変化しながら次の世代へと受け継がれています。
近年では伝統的な農業技術に加えて、最先端の技術を使った「スマート農業」も多く取り入れられています。広大な土地への肥料散布をドローンで行ったり、ハウス内の環境を把握し、自動で換気を行ったりが可能に。最新技術を駆使して、従来の方法から、栽培の効率化が進んでいます。
西尾市でのドローン肥料散布の第一人者でもある米農家の外山さんは「ドローンは自動で肥料の散布量を調整でき、入り組んだ場所や足場が悪い場所へも飛べるため、広い畑に肥料などを漏れなく散布できるのが強み。全国的に見ても西尾市はスマート農業が進んでいる地域なので、これからも最新技術の導入に貢献していきたい」と話します。

▽地域を牽引する篤農家
今日までの西尾の農業は「農業に適した風土」と「農業技術の継承」が組み合わさり、発展を続けて来ました。結果として、西尾市では『篤(とく)農家』といわれる地域農業の発展に貢献し、農産物や地域を代表する農家がたくさん存在しています。

■県内で4位の産出額

農林水産省統計部「令和5年市町村別農業産出額(推計)」より

【column】こんなにも農産物が!すごいぜ!西尾の農業
▽水田作
西尾では、2年かけて米・小麦・大豆を1作ずつ栽培するブロックローテーションが特徴。

▽果樹
イチジクは西三河上位の生産量。
梨も品質の高さが特徴です。

▽野菜
市内では、施設野菜だけでなく、露地野菜も多く育てられています。
キュウリやイチゴは、県内トップクラスの出荷量を誇ります。

▽花き
市の花でもある「バラ」をはじめとする切り花の他、「観葉植物」「胡蝶蘭」「和物」「鉢花」などの鉢物の生産も盛んです。

▽茶
言わずとしれた西尾の特産品

・長谷さん(デルフィニウム)

日常に彩りを

・都築さん(カーネーション)

とっておきの花束でサプライズ

・三島さん(イチゴ)

幸せいっぱい赤い果実

・羽佐田さん(キュウリ)

きゅうり食べりん!

・冨永さん(鉢物)

一花一会