- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県知立市
- 広報紙名 : 広報ちりゅう 令和7年6月号
~環境にもオサイフにもやさしい生活をはじめてみませんか~
知立市は2022年2月に「2050年、ゼロカーボンシティ」を表明し、脱炭素社会(ゼロカーボン)の実現に向け取り組みを進めていくことを宣言しました。
■ゼロカーボンって何?
二酸化炭素の「排出量」と、植物や海など自然の「吸収量」を差し引きして、これ以上二酸化炭素の量を増やさない状態(カーボンニュートラル)になることをいいます。
日本では、2050年の脱炭素社会実現に向け、その中間点として、2030年までに、二酸化炭素排出量を(2013年度比)46%削減することを目標としています。
脱炭素社会の実現は世界共通の目標となっており、一人ひとりの行動が必要です。
■知立市は家庭の脱炭素化を支援します
知立市では、政府の方針を受けて、環境基本計画を改定し、家庭部門の二酸化炭素排出量を2030年度までに(2013年度比)66%削減することを目標としています。
そして、家庭部門の脱炭素化を推し進めるため、住宅用地球温暖化対策設備補助金の制度を設け、脱炭素化に向けてご家庭の、創エネ、省エネ、蓄エネにつながる設備の導入の支援をしています。
※補助金について詳しくは市ホームページをご確認ください。
表:部門・分野別二酸化炭素排出削減目標
出典:第2次知立市環境基本計画(改定版)(千t-CO²/年)
※四捨五入等の関係により目標値と削減量、削減率の数値が合わないことがある。
2022年度の実績(出典:環境省「自治体排出量カルテ」)
家庭部門の排出量は8万3千t-CO²
⇒2013年度からの削減量は2万t-CO²、削減率は19%となっています。
■家庭でゼロカーボンのためにできること
出典:全国地球温暖化防止活動推進センター
家庭からの二酸化炭素排出量のうち、燃料種別内訳では「電気から」が、用途別では「照明・家電製品などから」「暖房から」「給湯から」と家庭の設備からの排出量が多くを占めています。
家庭の設備を見直し、可能な限りの省エネを行ったうえで、削減しきれない部分については、再生可能エネルギーを原料とするエネルギーで賄うことで、家庭の脱炭素化を行うことができます。