- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県尾張旭市
- 広報紙名 : 広報おわりあさひ 2025年2月号
■元日に想う ID:34636
令和7年が何ごともなく明けました。全ての国民が、初詣では新年の安寧を祈り、安堵(あんど)もされたはずです。
昨年の元日、能登半島で最大震度7の地震が起こり、9月には、豪雨が同じ被災地をまたしても襲いました。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された多くの皆さまにお見舞いを申し上げます。
本市では発災直後から、国や県からの要請とは別に、災害協定を結ぶ輪島市に独自支援を行っています。そして9月からは、職員1人の中長期派遣が実現しました。単身赴任ゆえ、ご家族も寂しく思われているはずですが、強い使命感のもと、自ら手を挙げてくれました。誠にうれしく、正に本市が輪島に寄り添う姿の体現者です。
そうした中、10月の市民祭では出張輪島朝市の開催、2日目には和太鼓チームの皆さんも駆けつけてくださいました。メンバー確保にも苦労された中での圧巻の演奏に、観客の誰もが能登の力強い復興を確信しました。私も感動し、年のせいか、涙腺が緩くなったと自覚した次第です。
10月23日、豪雨のお見舞いと派遣職員の激励、そして市民祭の報告に、輪島市長を表敬訪問しました。何度も何度も、本市市民の温かい気持ちに対し、謝意を述べておられました。
ちなみに、偶然この2日前に、旭中学校の福祉委員会の生徒さんたちが輪島市への募金を届けてくれました。やはり、目頭が熱くなります。本市の子どもたちは誠に立派、感心しきりです。未来は明るいですね。