くらし 特集〈始まりました〉デジタル化で 便利なくらし-1

■これからも続けていける地域づくりをめざして
人口減少や高齢化など社会構造が変化する中、地域住民同士が支え合う地域づくりの大切さが高まっていますが、地域課題も多様化しており、「役員のなり手がいない」「活動の担い手不足」など「これまで通りのやり方」を続けていくことは難しくなっています。
そこで市では、令和4年度から、地域課題の解決や、持続可能な地域づくりに向けて自由に語り合う対話の場「未来寄合」を小学校区ごとに開催してきました。
その中で、「区のことをもっと知ってもらいたい」、「区役員の負担を減らしたい」、「回覧物のデジタル化も必要では」などの声が寄せられました。
このような背景から、令和6年度から、町内会などの活動を支援するアプリ「結ネット」を活用した町内会(行政区)のデジタル化の支援を進めています。

■結　ゆいねっと
「結ネット」は、住んでいる地域の町内会の回覧板やお知らせを、スマートフォンなどで見ることのできるアプリです。
利用の流れを紹介します。

(1)町内会役員が回覧文書等を「結ネット」に掲載
(2)「結ネット」を登録した住民のスマートフォンなどに通知
(3)通知された回覧文書等を住民が閲覧

■町内会のデジタル化ってどういうコト?
最近よく耳にする「デジタル化」という言葉。難しく感じるかもしれませんが、実は私たちの身近な生活の中にもたくさんあります。例えば、紙の地図の代わりにスマートフォンで道を調べたり、ネットショッピングを楽しんだりするようになったこともデジタル化のひとつです。
現在、住んでいる地域の町内会からの情報発信は、紙による回覧板が主な方法ですが、「結ネット」を使えば、スマートフォンなどからも回覧板やお知らせを見ることができるようになります。

■〈紹介します〉「結ネット」のメリット
実際の使い方の一例を紹介します。
※利用できる機能は、町内会ごとに異なります。
いちばんの魅力は、情報がすぐ届き、いつでもどこでも確認できることです。
さらに、行事や活動の発信を通して、町内会の様子を見える形で伝えられます。

▽町内会行事
行事の案内を一斉に配信でき、天候等による急な予定変更もすぐにお知らせできます。

▽回覧板
回覧の滞りなく、情報をすぐに共有でき、外出中でも確認できます。さらに、過去の回覧内容も後から確認可能です。