くらし 市長の部屋

初夏の爽やかな風が心地いい季節になりました。皆さまには健やかにお過ごしのことと存じます。

6月の和名は「水無月(みなづき)」といい、水のない田んぼに水を注ぐ頃というのが由来といわれています。

昔の農家の人たちは、入梅を待って田植えを始めていましたが、現在は、昭和40年代から整備された清流木曽川の水を利用したパイプラインにより、安定したかんがい配水により稲作が行われています。

本市の鍋田地区では、今年も4月上旬から早場米「あきたこまち」の田植えが始まりました。この地域は、昭和34年の伊勢湾台風で特に大きな被害を受けた地域で、このときの教訓から台風の時期までに収穫を行なえるよう早期栽培に取り組み、県下でいち早く田植えが始まります。順調に育てば8月上旬に収穫し、JAあいち海部では8月10日前後に新米の初出荷式を行います。また、JAではお米の消費拡大に向けた取組として、この初出荷が行われる日を「おにぎりの日」と制定しています。

令和7年産のお米の安定した流通と安定した価格を願っています。

結びに、体調管理が難しい季節ですが、お身体を大切にお過ごしください。

弥富市長 安藤 正明